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「カバー楽曲に歌手への挨拶は必要か」がTwitterで議論に キレたカルメン・マキに「老害」との声も

 マキのツイートに対し、長く音楽業界で活動してきた文筆家/プロデューサーの高橋健太郎などが「そんなルールはない」「著作権以外のしきたりが増え、カバーしたくても歌えないなどの事態になると、音楽の世界はどんどん窮屈なものになる」という主旨の異論を唱えた。擁護派の意見として、マキにも法的権利(同一性保持権)があるとする声もあったが、法律に詳しいネットユーザーは「実演家の同一性保持権の保護対象はあくまで実演であって、実演が利用されたわけではない以上、今回の件では実演家の同一性保持権は問題にならないと思います」とツイートしている。

 シンガーが楽曲にとって重要な存在であることはいうまでもなく、思い入れが深いのも想像に難くない。東雲のリアクションが、オリジナルであり大先輩であるマキへのリスペクトに欠けていたという指摘もあり、マキに共感する声もあったが、一方で「めんどくせえ」「老害」と厳しい批判も多かった。炎上した理由は「マキが個人的に気に入らなかった」だけのことを「業界のルールに反する」と主張してしまったからだと考えると、シンプルに「私は腹が立った」と述べていれば、もう少し賛同者も得られていたかもしれない。

 そもそもキノコホテルが「ノイジー・ベイビー」をカバーしたのは、楽曲が好きだったからだという。いつか両者が和解し、ライブで聴けるようになることを願いたい。
(文=渡辺明)

最終更新:2015/06/20 08:00
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