日刊サイゾー トップ > 社会  > 感染者が語る、本当はコワいぎょう虫

感染経験者が語る、ぎょう虫検査ラストイヤーへの警告「放っておいたら、どんどん増殖して……」

gyoucyu_00.jpgおなじみのセロファン検査

 肛門にペタッと貼ってヒヤッとするぎょう虫検査。小学生時代、誰もが経験したあの検査が、今年でラストイヤーを迎える。文部科学省の学校保健安全法施行規則改正で、小学校のぎょう虫検査が、今年度で廃止になることが決まっているのだ。だが、今年小学1年生になる娘(7)を持つ中国地方の父親(37)は「数年間にわたり、ぎょう虫と寝食を共にしただけに、廃止には思うところがある」と、安易な廃止に警鐘を鳴らす。

 「娘の通う小学校からお便りがあり、開いてみるとぎょう虫検査の提出だった。今年が最後と聞き、どうかなぁと思います」と語る男性は、今から20年ほど前にぎょう虫に感染。「高校3年から大学2年までずっと体内にぎょう虫がいた」と語る。男性によると、受験勉強をしていた時、肛門の違和感に気付いた。「夜中に限ってなんだかムズムズする。夜10時すぎからですよ。椅子にダニか何かがいるのかなと思っていました。椅子のクッションの部分を調べてみても何もない。不思議だなと思った」。

gyocyu01.jpgおしりのキューピーちゃんも見納め

 
 文科省は、1958年度に29.2%だったのが、衛生環境の改善に伴い、83年度に3.2%、13年度は0.2%と、ぎょう虫を保有する子どもがほぼゼロに近づいたことを理由に、ぎょう虫検査を必須項目から外すことにしている。

 男性は地方都市ながらも自宅は市街地のど真ん中にあり、トイレは洋式だった。周辺には肥溜めもなく、中流の家庭。当時は海外渡航歴もない、いわばごく普通の生活環境にあったという。「感染ルートはまったくわからない」と当時を振り返る。

 さて、受験勉強を続けていた男性だが、依然として深夜に尻がムズムズする。「椅子じゃなくて、パンツの中かと思い、触ってみたら糸くずのような細い白いものが取れた」。

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