『耳の穴』ウエラン・井口浩之の「コント師イジリ」と、かつてバナナマン・設楽が語った「売れ方」の話
【近親相姦】実の娘を13歳から犯し続けた牧師 ― 性欲に溺れ、家族6人殺害した後…!!
2015/07/02 09:15
1997年11月21日。ベルギー当局が70歳になるハンガリー出身のプロテスタント教会の牧師、アンドラス・パンディを逮捕した。罪状は、元妻2人と4人の子どもたちを殺害した容疑だ。
逮捕のきっかけとなったのはアンドラスの実娘の告発。血の繋がった実の娘アグネスが「13歳のときから父親から性的暴行を受け、家族5人の殺害を手伝わされた」と訴えたのだ。
アンドラスの事件は大々的に報じられ、北欧中を驚愕させた。ベルギーでは前年の96年、8歳~19歳までの少女6人を誘拐、監禁、強姦した上、共犯者を含む5人を殺害した「マルク・デュトルー事件」が発覚したばかり。アンドラスはハンガリー人だが、このような凶悪な連続殺人事件が立て続けに起こったことに誰もが震え上がった。
■掘り起こされた「悪夢」
パンディ・ファミリー「Murderpedia」より
アグネスの告発を受けてアンドラスは逮捕され、行方不明になっている家族の捜査が開始された。
ブルッセル郊外に位置するアンドラスの家を家宅捜査したところ、膝の骨や灰状になった人骨を発見。すぐにDNA検査が行われたが、家族のものではなかった。「家族以外にも殺された人がいるのだろうか……?」捜査官は被害者の数が増えるのではと、眉間にしわを寄せた。
家の中はまさに「殺人鬼の館」と呼ぶにふさわしい様子だった。壁紙には血しぶきが飛んだあとがあり、2つある冷蔵庫の中からは正体不明の大きな肉片が発見され、人肉の可能性が疑われた。