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又吉にも知ってほしい! 太宰治が心中した玉川上水に伝わる痛ましい都市伝説とは?

0728kawatoshi_main.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

 昭和の文豪・太宰治。先日、芥川賞を受賞したお笑い芸人の又吉直樹があこがれ続けた人物としても知られる。太宰の作品を読んだことのない人でも『人間失格』『芥川賞』『パビナール中毒』『狂言自殺』、『心中』などのキーワードを知っている人も多いのではないだろうか。

 太宰は昭和23年6月13日金曜日、降りしきる雨の中、愛人の山崎富栄とともに玉川上水に投身した。

 新聞は早速、人気作家だった太宰(この時期、斜陽族と呼ばれる流行語まで生み出している)の行方不明を報じた。心中した時は連日の雨が降っていたため、かなりの激流だったのではと考えられる。ふたりは発見されないまま、連日にわたり、新聞に報じられ世間の話題をさらった。

 その後太宰は、39歳の誕生日である6月19日の早朝4時半ごろ、投身推定箇所より2キロほど下流で通行人によって発見された。犯罪の痕跡はなく水死と判定された。

 太宰が心中した玉川上水は彼の小説には、深くゆるゆると流れて、と書かれている。しかし、玉川上水にかかるどんどん橋は、その昔、水がどんどん増えることから命名されたとも言われている。今の穏やかな流れとは違い、子どもたちの水難事故も少なくなかった。

 そんな太宰治ゆかりの玉川上水近辺ではとある家族にまつわる都市伝説が伝わっているそうだ。

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