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ファン参加型のMVはなぜ増えた? キュウソ、androp、忘れらんねえよらの作品から考えてみた

【リアルサウンドより】

 新曲のリリース前後に公開されるMVには、有名映画監督が手掛けたストーリー仕立ての作品や、海外でのロケ撮影を行なった作品、アニメーションやCGを駆使した作品など、様々な工夫が凝らされたものがある。そんな中、SEKAI NO OWARIをはじめとする近年ブレイクしたバンドの多くは、ファンからエキストラを募ってMVを制作し、YouTubeなどに公開していることが少なくない。

 たとえば、先日『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に初出演を果たしたキュウソネコカミは、これまで数々のMVでファンをエキストラとして招いている。「ファントムバイブレーション」「ビビった」「OS」のMVでは、主にライブシーンの撮影にファンが出演し、彼らの演奏を盛り上げた。MV中でライブシーンを再現するのは、そのアーティストのパフォーマンスの雰囲気が最も伝わりやすく、結果としてライブの集客にも繋がるだろう。MVが公開される際、出演したファンがSNSツールなどで自ら告知することは、そのままMVの拡散にもなる。

キュウソネコカミ – ビビった MUSIC VIDEO

 また、こうしたMVによってファンが新曲を“予習”できるのも、大きなメリットだ。曲中の振り付けや曲の楽しみ方を前もって知ることで、ファンはライブ会場で盛り上がりやすくなる。

androp「Yeah! Yeah! Yeah!」music video(三ツ矢サイダーCMソング)

 andropの三ツ矢サイダーのCM曲として使用されている「Yeah!Yeah!Yeah!」のMVでは、エキストラを一般から募集。完成されたMVのエンドロールには参加者の名前がクレジットされていた。同MVでは、ファン同士の交流が描かれており、バンドが“リスナー間の繋がり”を大切にしていることがわかる作品に仕上がっている。また、ファンの笑顔は、そのアーティストの魅力を伝えるうえで大きな説得力を持つだろう。

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