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★STARGUiTARの新作が示した、マイペースで奔放なダンス・ミュージック

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【リアルサウンドより】

 日本の、そして世界のクラブでEDMが席巻する近年。もちろんそれに呼応する音楽もあれば、独自路線を突き進むクラブミュージックも数多く存在する。AAA、西野カナ、倖田來未といったアーティストを手掛けつつ、ドープなトラックメイクも行ってきた“SiZK”が、2010年にスタートさせたソロ・プロジェクト・★STARGUiTARの最新作『Wherever I Am』がまさにそう。近年の時流などお構いなしに、奔放でマイペース、かつウィットの効いたクラブミュージックに仕上げてきた。

 といっても、彼の音がポップスとしての強度を持ち始めたのはここ最近のこと。以前はループを多用したアッパーなダンスミュージックを展開しており、常に“新しい音“を提案する音楽作家・トラックメイカーとしての一面を強く打ち出していた。そんな★STARGUiTARに変化があったのは2014年9月。H ZETT M やMELTEN (JABBERLOOP, fox capture plan)、Hidetake Takayama、世武裕子、Schroeder-Headz、Chieko Kikuchi (KAGERO) といった、豪華なピアニスト陣が参加したコンセプトアルバム『Schrödinger’s Scale』をリリースしたときから、明らかにメロディの作り方が変わった。

 数々のピアニストと共演することにより、改めて鍵盤の楽しさや使い方を知った彼は、“ループミュージックからの脱出”を試みたようだ。最新作は前作と違い、ゲスト・ピアニストの参加は1曲のみ。その1曲も、前作に参加したMELTENが自身のバンドfox captured plan名義で参加したもの。すでに公開されているMVは、★STARGUiTARが同バンドの手練3人をコントロールするような映像に仕上がっており、生音の良さとエディットの快感が同居した楽曲に仕上がっている。

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