日刊サイゾー トップ > その他 > ウーマン・ウェジー  > ヤクザの元組長と、釣りと、死体

【実話】ヤクザの元組長と釣りの話をしていたら、いつの間にか死体の話になって…怒涛の展開!

「死体の処理もできるよな。カチンコチンに凍らせた死体を電動ノコギリでいくつかに切り分け、クーラーボックスに入れて持っていく。で、釣り場でハンマーとノミで凍った死体を削りながら、海にまく。魚が骨ごとどんどん食べてくれるから、ひとつも残らない。まあ、さすがに竿を出してないと怪しまれるから、釣りもする。肉片はきちんとマキエ代わりになるから、イシダイこそ釣れないけど、シュモクザメとかブリとかクロダイとか、いろんな魚が釣れるんだ。死体を食った魚だから、持って帰る気にはならないけど」

 完全犯罪の場合、殺人よりも難しいのは“死体を隠すこと”だという。死体がなければ、殺人罪が成立せず、刑法的には死んだかどうか確認できずに失踪、蒸発扱いとなる。だから、警察は血眼で死体のほんの一部でも探す。だから、隠すのは至難の技なのだ。

 元組長の話は本当かもしれない。毎年、年間の確認された自殺者は3万人ほどなのに、失踪届けが出された行方不明者は10万人以上もいる。借金や人間関係すべてを捨てて蒸発した人もいるだろうが、犯罪組織によってきれいに死体処理され、警察の書類上では死んだことにすらなっていない死人もいるのかもしれない……。

最終更新:2015/08/13 09:15
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