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噴火被害で観光客激減の箱根山に中国人観光客が殺到!「マナー最悪でも、来ないよりは……」

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 観光庁が4月に発表した今年1~3月の外国人観光客ひとり当たりの観光支出額は前年比14.4%増の17万1,028円。国籍別の1位は中国で総額2,775億円、これは2位の台湾1,063億円の倍以上だ。中国人観光客はその数も前年より大幅に増加し、最近ではリピーターが首都圏を離れた郊外観光をするようになり、日光、鎌倉、箱根などへの旅行も急増中だ。

 それを如実に表すのが、箱根山での小規模噴火に対する反応。7月上旬、中国の駐日本大使館が訪日旅行について「情報に注意し、安全対策をとってほしい」と注意を呼び掛けたことに対し、ネットユーザーが「残念」という声を多数発し、ちょっとした箱根フィーバーが起きた。

 たとえば一部の日本好きの間で話題となっていた箱根名物の「黒たまご」をネット上でここぞとばかり紹介されるや、もともと箱根をあまり知らなかった中国人がこの夏、箱根行きを決めたというケースも多い。訪日観光を請け負う上海の旅行会社「縦横旅遊」の洪上凱マネジャーによると「中国人の旅行はこれまで大規模ツアーが通例でしたが、最近は自由行と呼ばれる個人旅行が増えています」という。

「旅行慣れしてきて何度も日本に行くお客さんはツアー会社の決めた定番スケジュールでは満足できなくなり、交通と宿泊の手配だけを依頼して、他へ行かず箱根だけに行くという人がいます」(洪マネジャー)

 ただ問題は、以前から持ち上がっている中国人のマナーだ。列の割り込みや上半身裸で歩く男性、禁止場所での撮影のほか、あるホテルの地下1階にある卓球台では、既定の21時を超えても使用し、すでに消されていた館内の照明をつけてまで夜通しプレーした者がいたという。深夜の道路で爆竹を鳴らす騒ぎがあったり、宿泊客による部屋内の装飾品の持ち帰りなど、まだ中国人客に慣れない旅館関係者などは仰天しているようだ。ネット上では足湯に立小便をした子どもを親が笑って見ていた中国人客がいたという報告もある。

 洪マネジャーによると「中国ではマナー問題について、国が旅行会社のガイドに責任を負わせることで対策した」というが、個人旅行となれば監督はいないため対応は現地任せとなってしまうという。それでも「来てくれるだけでありがたい」というのが観光業者。

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