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武井咲主演『エイジハラスメント』は安倍政権批判ドラマ!? 「女性が輝く」「女性の活躍」は口だけで実態はセクハラ三昧って安倍内閣そっくり

 たとえば、高市早苗総務相や山谷えり子拉致問題担当相、有村治子女性活躍担当相の3人は、安倍首相と同じく極右団体・日本会議の懇談会メンバーであり、川上陽子法務相は日本会議とも近い、安倍首相が会長をつとめる神道政治連盟に所属している。また、自民党政務調査会長という重要ポストに就く稲田朋美も同様で、彼女たちはいずれもゴリゴリのタカ派発言を繰り返し、有村、高市、山谷、稲田は、今年の終戦記念日にそれぞれ靖国神社を参拝。その姿は、まるで「参拝したいのにできない安倍首相の代わりにお役目を果たしました」と言わんばかりの忠誠心にあふれていた。

 こうした安倍内閣の態度を見ていると、結局、現政権で女が“活用してもらう”ためには、上司が喜ぶ言動を心がけ、お気に入りになるしか道がないように思えてくる。だいたい安倍首相がヤジを飛ばすのは、辻元清美や蓮舫といった女性議員ばかり。安倍首相は、自分の思想とは異なる気の強そうな女を嫌っているから、ついついヤジってしまうのではないか。そんな了見の人物がいくら「女性の活躍」を謳ってみても薄ら寒いだけで、ドラマのなかで常務を演じる風間は、そういう意味でも安倍首相とダブって見えるのだ。

 口ばっかりの「女性の活躍」は信用できない……武井がドラマ内で浮かべる怪訝な表情は、それこそいま、社会で働く女性の晴れない気持ちを表現しているかのようである。

 ちなみに、今回このドラマが取り上げた「エイジハラスメント」と呼ばれる行為は「エイジズム」とも呼ばれている。エイジズムとはおもに高齢者に向けられる偏見や差別を指す言葉だが、女性の若さに価値を見出すこともエイジズムの一種であり、これはセクシズム(性差別)と組み合わさった状態。ここで思い出されるのは、またしても安倍首相の言葉である。じつは、安倍首相は以前、猪瀬直樹が東京都知事を辞任した際に「都知事候補は若い女性がいい」と発言している。これぞまさしくエイジズム+セクシズムの2点盛り、立派な「エイハラ」発言だ。

「女性の活躍」「女性を輝かせる社会」と言うのなら、安倍首相にはもっと自身の差別意識に注意を向けてもらいたい。じゃないと、五寸釘ぶちこまれますよ?
(大方 草)

最終更新:2015/09/03 13:00
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