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巨人・福田投手の野球賭博は構造的問題? 巨人軍と暴力団の黒い交際! 原監督は組員に1億円口止め料支払いの過去

 このように暴力団との縁を切れないのは選手だけではない。球団関係者も同じだ。篠塚和典コーチは暴力団関連企業の会社役員を務めており、その会社の不祥事で篠塚コーチが家宅捜索を受けるという不祥事を起こしている。この件もマスコミに大きく取り扱われたが、しかし、球団側の処分は「年内謹慎」のみ。球団側がいかに暴力団との交際について甘いのかがよく見て取れる。

 それはなぜか? 球団自体が暴力団とズブズブの関係だからだ。野球人気が落ち着いたいまでこそ、そこまででもないかもしれないが、かつて巨人戦のチケットといえばめったなことでは手に入らないプラチナチケットだった。とくに、バックネット裏のチケットともなれば、一般人にはほぼ入手不可能。そんなチケットが暴力団住吉会系音羽一家に横流しにされていた。これは、東京ドーム完成前、後楽園球場時代から続いている因習であり、02年9月27日には東京ドーム社の林有厚社長が陳謝する事態となっている。

 このことに関しては、00年6月24日号の「週刊現代」に、かつて巨人軍広報部長だった若林敏夫氏が告発手記を残している。当時、興奮した応援団員同士でケンカになるケースが絶えず困り果てていた若林氏は、大きく8つに分かれていた応援団を一元化し、ケンカの撲滅へと動く。だが、そこで各応援団の代表が口にしたのは「S会のスズキさんに聞いてほしい」といった言葉だった。

 そこで、若林氏は「スズキ」なる男と対面し、驚きの事実を知ることになる。この男が東京ドーム社から横流しにされたチケットを応援団に売りさばいていたのだ。そして、こんな言葉を口にしたという。

「考えてもみろよ。ファンが長い列をつくってよ、開門を待っているのによ、誰かが悪さしたら、どうなる? 警察だって、そこまで面倒みてくれねえだろう。オレたちのお陰で、ファンは安心して並んでいられるし、ゲームも無事に進むんだよ
 チケットを持ってるぐらいのこと、あったりめえだろう」

 ここで、若林氏は、ダフ屋にまわっているチケットもこの男によるものかと追求。すると、こう怒鳴り散らしたという。

「なんだとお! それをいうなら、巨人の出入りの運動具屋の小僧が、チケットをダフ屋に売りに来るのはどうなんだよ。エエ! あんなのは球団職員が余ったチケットを運動具屋に売りにいかせてるんじゃないのか!」

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