『耳の穴』ウエラン・井口浩之の「コント師イジリ」と、かつてバナナマン・設楽が語った「売れ方」の話
エロマッサージから企業名にまで……中国で「日本皇室御用達」ビジネスが広がるワケ
2015/10/08 18:00
中国 東アジアニュース
日本皇室を名乗るスパの広告。「尊に至る上品」であり、「満足な肥料の再び細心の引き出した精華を用いてそれで活きる」そうだが……。
反日感情が燻る中国では、日本製品の不買運動も散発的に起きている。そんな中、日本皇室御用達をうたう商品やサービスが多数存在するのはなぜか。中国事情に詳しいルポライターの奥窪優木氏は話す。
「皇室御用達を名乗れば売れるからでしょう。中国人にとっては、日本製というだけで信頼がおけるのに、皇室に認められているとなると『なんとなくすごそう』となりますから。君主や貴族を持たない中国は、社会の上層階級といえば品のない成金ばかり。海外の皇族や王族など、品格を備えたやんごとなき人々に、漠然とした憧れを抱いている人も多いです。あの習近平ですら、国家副主席時代に訪日した際、天皇との面会を強く要望し、自らを権威付けしたくらいですから」
皇族の権威を無断借用するこうした動きが今後もエスカレートするようなら、日本としても対策が必要となるだろう。
最終更新:2016/01/26 13:02