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「またお前らか……」硬貨600万個を溶かして約2,000万円GET! 韓国10ウォン硬貨をめぐるカラクリ

 さらに、驚くことに、今回逮捕されたイ容疑者は昨年、同様の事件を起こして逮捕されていたのだ。韓国銀行法では鋳造した硬貨に意図的に傷をつけた場合、6カ月以下の懲役、または500万ウォン以下の罰金が科される。前回の事件でイ容疑者に下された判決は、懲役4カ月と、かなり甘いものだった。捕まっても大した罪にならないと実証した上での再犯なのは明らかだ。

 ネット民たちは、それほどありふれた犯罪でありながら、根本的な対策がなされない現状と、量刑のヌルさに怒りを抱いているのだ。
 
 実際、韓国銀行の発表によると、今年1~9月の間に流通した2代目10ウォン硬貨は合計16億ウォン分あるが、そのうち銀行に戻ってきた額は1億ウォン(約1,000万円)分にも届かない。当然、誰かの財布の中で眠っているということも考えられるが、15億ウォン分もの10ウォン硬貨の所在が不明なことから、同様の事件に対する警戒が必要だ。韓国内では、多発する“10ウォン硬貨融解事件”に対して、10ウォン硬貨自体を廃止すべきだという声も大きい。

 10ウォン硬貨が誕生した当時、10ウォンもあれば、おなかいっぱいのパンを買うこともできた。しかし、今では10ウォン硬貨には飴玉1つを買う価値もない。誕生から来年で50年になるが、その存在感は希薄になるばかりだ。

最終更新:2016/01/25 18:57
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