日刊サイゾー トップ > インタビュー  > “孤高の芸人”永野、荒木師匠を目指す!?

「ラッセンが好き~♪」でプチブレーク 孤高の四十路芸人を脱した永野が次に目指すは“21世紀の荒木師匠”!?

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永野 黒いジャケット着て、ロフトの地下で「こんなことやっていいの?」ってネタをやってた人間が、もう整形手術したみたいに口角上げて、金稼いでるわけですよ。だから、サイゾーさんを通して彼らに「僕が一回君たちから離れたのは、大きくなって戻ってくるためだよ」って伝えたい。「ふざけんな! あんなセルアウトした人間が」って思ってるやつらに。

――セルアウトですか。

永野 僕、40過ぎてからエミネムに出会って、ヒップホップの思想に入りまして。人生は「ゲット・ザ・マネー」だと知り、生き方を変えたんすよ。僕は74年生まれですが、若い頃、貧乏くさいパンクがはやってたんですよ。資本主義が敵、みたいな。でも、よかった。40過ぎてヒップホップに出会って、資本主義者になれたから。お金はまだついて来てないですけど、主義は資本主義です。資本主義者なのです。あ、ここ太字でお願いします。

――黒人ラッパーが、キレイなチャンネーをでっかい車に乗せてる発想ですね。

永野 一方パンクロッカーって、痩せてて恐ろしいじゃないですか。ずっとパンクやってる人は50代でもガリガリで、周りもそういうのだらけだから、自分も病理に気づいてない。あんなのね、地方行ったらおばけですよ。人間太らないとだめです、男も女も。年取れば取るほどね。とまぁ、エミネムとの出会いが、僕をDVDリリースへと駆り立てたんですよ。

――集大成としてのDVDなんですね。

永野 いろいろあっての集大成ですね。歌ネタばっかりのDVDではないです。かといって、昔の感じの尖ったものだけでもないです。その両方を足して、ダークな僕とポップな僕って、そんな単純な構図でもない。すごいです、これはもう。何が起こるかわからない。僕自身、わからない……。

――11月28日には、DVD関連のイベントも開催されます。

永野 これはですね、料金はかからないんですけど、その代わりその場でDVD(4,000円)の予約をしてください、と。おのずと、DVDの予約につながるというシステムです。ゲット・ザ・マネーの発想です。「もうDVD予約したわよ!」という熱心なファンには「もう1枚買いなさい」って、そういうイベントなんですよ。パンクの発想とかないです。みんな楽しんでってくれよ! とか、そんなのもないです。「金を落とせ、4,000円」。落としていけ、この永野に。話がそれましたけど、来ていただいたお客様のために、新ネタを交えた単独ライブ形式でやろうと思っています。単独ライブって年に1回やるかやらないかぐらいですけど、なんと急遽やります。いまアメブロ(http://ameblo.jp/cawaiinecochan/)をやってるんですけど、世に出てから急にサイバーエージェントと手を組んで、“ザ・芸能人”みたいな(笑)。「永野と踊ろう!」っていう動画をアップしているんですけど、イベントに来てくださった方と、それを一緒に踊ろうと思っています。

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