日刊サイゾー トップ > その他  > 麿我問題よりディズニーの闇

内山麿我のクレームどころじゃない、東京ディズニーリゾートには深い闇が! 深夜清掃作業員の死亡事故と暴力団

 今回の背景を非正規雇用労働者が中心のキャストの待遇改善を訴えるオリエンタルランドユニオンも効率性最優先の現状に警鐘をならす。

「一般的に東京ディズニーリゾートは効率重視でキャストの数を削減しています。これまで5人でやるべきところは4人の非正規社員のキャストでやりなさい。それでも足りなければ子会社の時給の安いアルバイトを補てんしてといった形です。管理する立場の正規社員も担当する部門が広すぎてしまいチェックが行き届いていません。このため、危険な作業ほど、リスクが増しています」

 今回、亡くなったのはアルバイト宮沢司さん(46)。宮沢さんは10年以上前からアルバイトとして施設で清掃の仕事をしていた。

「10年も非正規雇用と驚かれるかもしれませんが、東京ディズニーリゾートのキャストの多くは非正規雇用です。さらにオリエンタルランドの直接雇用の場合は、手厚い夜間の割り増し手当がつきますが、間接雇用にはつかないなど差別的な待遇が多いのです」

 アトラクション『ヴェネツィアン・ゴンドラ』はキャストの間でも危険視されてきたアトラクションだ。

「事故の起きたアトラクション『ヴェネツィアン・ゴンドラ』は水深が2m弱と深い上に、アトラクションのゴンドラも安定しない。そこで、案内役のキャストは歌いながらゲストを楽しませないといけないというハードな仕事なんです。毎年のようにバランスを崩して水路に落ちるキャストが出るほど。救命胴衣もつけないまま、冬となれば寒い水路に落ちるわけです。生死にかかわる仕事なのに、これでアルバイトとはやってられないという声が出ています」

 オリエンタルランドユニオンも今回の死亡事故は切実な問題ととらえているが、真相究明にはほど遠いという。

「亡くなった男性キャストはオリエンタルランドの子会社『MBM』(旧称:舞浜ビルメンテナンス)配属でしたが、清掃業務は、複数の企業に委託されており、複雑な指示・命令関係になっているんです」

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