モデル・梅野舞、イケメン俳優・土井一海……売春摘発「ハッピーメール」の広告タレントたち
事件
売春をほう助していた違法出会い系サイトの広告塔タレントに、批判の声が上がっている。
11月30日、出会い系サイト「ハッピーメール」の運営会社アイベックの社長らが、売春に関する言葉を伏せ字にして掲載するなどした売春防止法違反のほう助容疑で逮捕された。
ハッピーメールは、メディアや街頭広告などで大々的に宣伝されてきた大手サイトであった一方、巷では援助交際目的での利用が知られ、一部では「サイト側が密かに協力してくれる」というウワサもあった。
しかし、意外にも長く美男美女のタレントが広告に登場しており、そのためネット上では「タレントも広告に登場している安全な出会い系サイト」「優良サイトでないと大問題」などと健全性が強調されて伝わっていた。
約4年前から同サイトの広告に登場していたのは、人気モデルの梅野舞、32歳。「CanCam」(小学館)や「ViVi」(講談社)、「JJ」(光文社)などの有名ファッション誌に登場し、過去には航空自衛隊のCMにも出ていた美女。運営会社のある福岡県出身というつながりもあったが、よくあるセクシーアイドルではない人選は、業界内でも「イメージアップになっている」と評判だった。
さらに、2年前からここに加わったのが、イケメン舞台俳優の土井一海。こちらはミュージカル『テニスの王子様』などの出演で人気となり、女性利用者の増加を促進していた。サイトのメインページでは2人が手でハートマークを作った写真が使われていた。
ハッピーメールの利用は女性が無料で、男性は1回の閲覧に10円、応答に50円を支払う仕組み。ここで利用者が「援交」や「¥交」と書いて売春相手を募集していたが、運営側は「○交」といったように、一部の文字を伏せ字に書き換える工作をしていた。利用者からは「ホテル代込みで先払い」と書いたら、表記が「ホテル○込みで先○い」となっていたという報告もあり、一部では「利用者は売春目的だらけ」という悪評も絶えなかった。
それでも、タレントの宣伝効果からか会員数は全国最大規模で延べ550万人を突破。昨年度の売り上げも約36億円と業界トップクラスだった。それだけに今回の摘発では、逮捕者だけでなく広告塔になったタレントへの非難も見られる。
「どう見ても援助交際だらけだったのに、ずっと出演して金をもらっていた梅野は売春宿の案内人と同じ。売春で儲けた金で活動していたようなもの」
「一海クンが好きだったけど、出会い系の広告に出ててがっかりして、さらに犯罪サイトだなんて、もう無理」
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