【閲覧注意】死者のために指を切断する「ダニ族」の痛すぎる奇習!
この文化がどれほど前から始まったのかは定かではない。だが、長い年月の中で痛みを和らげる方法や止血法が形式化していったのだろうと推測されている。ただ、長く独自の生活を送ってきたダニ族も、文明社会と接触したことで生活や思想が変化し、指を切る習慣は禁止され、現在では体に泥を塗ることで喪に服するようなったという。
■英雄を称え“ミイラ化”する
さらにもうひとつ、ダニ族には死にまつわる特徴的な文化がある。それが「燻製ミイラ」だ。
TOCANAでは以前、パプアニューギニアで暮らすアンガ族の間で行われている、死者を燻製にしてミイラにする文化を紹介した。ダニ族も遺体を煙に燻してミイラにする工程はほぼ同じなのだが、屋外に朽ち果てるまで飾るアンガ族のミイラとは異なり、ダニ族の中でミイラは慎重に保管される。それはミイラとしてその身体を残すことができるのは真の英雄だけとされているためだ。そのため、現存する最も古いミイラは300年以上前に生きていたダニ族の戦士のもので、日本国内に残る高僧の即身仏に引けをとらないほど、保存状態は良好だ。
ダニ族は外部からの訪問者にも寛容なため、現在では彼らの生活を垣間見ることのできるツアーなども行われている。興味のある方は、ぜひ彼らの元を訪れてみてはどうだろう? 運が良ければ、かつての英雄のミイラを、その目で見ることができるかもしれない。
参考URL:「theplaidzebra.com/」、「dailymail.co.uk」、「papuatrekking.com」、「trek-papua.com」
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