日刊サイゾー トップ > 海外  > 韓国で続発する不良僧侶の悪行

強姦に脅迫……韓国・相次ぐ不良僧侶たちの悪行に「韓国に寺は不要!」の大合唱

 韓国ネット民の間では「8年も逃亡しておきながら、懲役8年とかふざけているのか」など、ユン容疑者や量刑の甘さへの批判はもちろん、「韓国の寺は、すべてなくしたほうがいい。宗教がのさばると、国家運営が大変になる」「曹渓寺に行くべきだったな」など、韓国における仏教徒のあり方に疑問を呈する声まで上がっている。

 ユン容疑者の一例はあまりにもひどすぎるが、15年下半期には、ほかにも“不良僧侶”たちによる犯罪が相次いでいる。

「家族が大変な目に遭う」と脅して祈祷を強要し、7人から計4,800万ウォン(約480万円)をだまし取った女性僧侶。教え子の女性に無理やり性行為を迫った60代僧侶などなど。仏門に入りながらのやり放題には、あきれるばかりだ。

 一方、韓国宗教界が頭を抱えるのは、“不良僧侶”たちによるイメージの悪化だけではない。11月30日に開かれた国会では、これまで非課税だった宗教家から税金を徴収するため法案が成立してしまったのだ。その結果、18年からは「宗教人所得」という名目で、僧侶や牧師など宗教家に対しても課税が実施される予定だ。当然、宗教界からの反発も大きく、これからの動向にも注目が集まっている。

 相次ぐ事件や課税問題によって、予想外のスポットが当てられている韓国宗教界。神や仏の教えを説く前に、襟元を正して人の道を説く必要があるのかもしれない。

最終更新:2016/01/25 16:44
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