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政界進出もOK? AKB48高橋みなみの「リーダー論」がスゴすぎて、新総監督・横山由依は大丈夫かと不安の声が…

 そして、何よりもファンが最も心配しているのが、「スピーチ」だ。AKBの熱狂的なファンとして知られる小林よしのり氏も、今年の総選挙でのグダグダな横山のスピーチを見て、「これから総監督になるっていうのに……。もうね、辞退してほしい!」とまで言い放つほど。話している途中で何を言っているのか自分でも分からなくなり、「なんやったっけ……?」とつぶやいてしまうのは、もはやお家芸となりつつある。

 グループ総勢500人近くの大所帯であるAKBの総監督にとって、皆に向かって語りかける「スピーチ」はとても重要視されるものだ。高橋も『リーダー論』のなかで、「スピーチ」の重要性をこう語る。

〈自分たちはこの方向へ進んでいくんだと「決める」時に重要なことは、言葉です。メンバーに向かって放つスピーチの中身によって、「うん」と頷いてくれるのか、「それは違う」と不満を抱くのかが変わってきます〉

 特に、コンサート中に「サプライズ」で卒業や組閣などの発表が突然なされるAKBにおいては、その場の混乱を見事にまとめあげる言葉を総監督が放てなかった場合、メンバーのみならず、ファンの心をも遠く離してしまうことにもなりかねない。

 当サイトでも報じているように、先日発売された新曲「唇にBe My Baby」の初週売り上げが100万枚に届かず、11年5月発売「Everyday、カチューシャ」以来21作連続で更新し続けてきた初週ミリオン突破の記録が遂に途切れたことも話題になったAKB48。「未来はそんな悪くないよ」と言ってもいられない状況下にある。

 そんな現状について、高橋は『リーダー論』の結びに、この12月で10周年を迎えたAKBの未来について高橋はこんなことを綴っている。

〈ひとつのグループにとって、節目の10年を迎えることは大きな事件だと思います。もしかしたら若手メンバーは、これからもずっと続いていくものだと思っているかもしれない。でも、実際に10年の節目を迎えた今、私が何を感じているかというと、危機感です。
 昔のAKB48を知っているメンバーはみんな、ひしひしと感じています。でも、若手メンバーは途中からしか物語を見ていないから、マックスを知らない。現状に満足してしまいかねない。そこの温度差を伝えていく努力を、上の世代はもっとしなければいけない〉

 来年はAKB48グループにとって、今後の運命を左右する大事な年になるには間違いない。紅白では横山が司会とトークする時間があるものと思われるが、まずはそこをビシッとキメて、気持ちよく年を越して欲しいと願うばかりだ。
(新田 樹)

最終更新:2015/12/30 13:00
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