日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 音楽業界、2016年はどうなる!?

若手スターの不在はいつまで続く? 2016年の音楽業界は「新たな指標が求められる」年に

 もう少し、マイナーなシーンに目を向けると、ぼくのりりっくのぼうよみやDAOKOといった10代の若手ラッパーに期待がかかっている。音楽業界関係者がこぞって絶賛し、猛プッシュしていることから、今年はさらなる注目を集めるはずだ。また、昨年は渋谷系のリバイバルも盛んで、まだしばらくはこの潮流が続くと思われる。とはいえ、彼らの音楽がマーケットの多数を占める層に響き、紅白からもお呼びがかかるほどのポップ・スターが生まれるかというと、それは少し厳しいかもしれない。高い音楽性と大衆性を両立させるのは、本当に難しいのだ。

 音楽ストリーミングサービスも始まり、リスナーが多様なミュージシャンにより気軽に触れることができるようになったこともあり、今年はさらに嗜好の細分化が進むだろう。若者のCD離れも加速し、いまどんなミュージシャンが本当に流行しているのかは、より見えづらくなっていくはずである。そんな中で紅白やオリコンランキングといったメディアの価値は、果たしてどれくらいあるのか。音楽業界全体の指標を見直す時期が来ているのかもしれない。
(文=山下祐介)

最終更新:2016/01/07 18:48
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