SMAP騒動の構造が6代目山口組分裂と酷似? 3つの「お家騒動」からみるジャニーズの今後
■お家騒動2 維新の党とSMAP
次に紹介するのは「維新の党」の分裂騒動だ。山形市長選の対応をめぐり、維新の党の最高顧問だった橋下徹氏と松井一郎顧問が離党。2人は「あくまで本流はこちら」という主張で、その後「おおさか維新の会」を結成し、古巣の維新の党を“猛口撃”した。「これにより維新の党はもはや虫の息。相手に橋下徹という強烈なカリスマがいたことが大きい。マスコミを巧みに利用する能力にも長けていた。SMAP騒動に例えれば、ジャニー喜多川一族が橋下氏ということになる。ジャニーさんとメリーさんは芸能界で燦然たる影響力を持ち、離脱組が何を言おうが、強引に押し切る突破力がある」とはワイドショー関係者。
これに倣えば、飯島氏と追従したメンバー4人が何を言おうと、芸能界から干される運命か…。
■お家騒動3 山口組とSMAP
最後は6代目山口組の分裂劇だ。司忍6代目組長の出身母体である弘道会(名古屋)の影響力が日増しに強まるなか、山健組4代目の井上邦雄組長らが反旗を翻し神戸山口組を立ち上げた。「離脱組は潰される」というのが大方の見方だったが、神戸山口組は生き残り、いまや6代目山口組を上回る勢いだ。暴力団事情に詳しいライターいわく「神戸側がマスコミを使った情報戦で先手を取り、過去に破門や絶縁処分となった有名組長を次々と復帰させることでイケイケであることを業界にアピールした。もはや簡単には潰れそうにありません」と話す。
SMAPのケースでいえば、6代目側がメリー氏とジャニーズ残留を表明した木村拓哉、神戸側が飯島氏とそれに追従した中居正広、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾といったところか。
芸能プロ関係者は「今回のSMAP騒動に一番近いのは山口組の分裂劇だと思う。ジャニーズを割って出た中居らも“超”がつく人気タレント。バックアップする人間はいるだろうし、新たに合流する者もこれから出てくるかもしれない。ジャニーズは彼らを潰そうとしているが、1年後は両者が共存している可能性もある」と話す。
SMAPの分裂騒動の結末は果たしてどのパターンに当てはまるだろうか――。
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