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週刊誌スクープ大賞

批判殺到の小保方晴子氏に残された起死回生策は「ヘア・ヌード」しかない!?

 さて最後に現代とポストのSEXYグラビアとSEX記事比べにいこう。

 ポストは巻頭から、3週前から始まった「きれいな渡辺さん」。巻末ではこの謎の美女のインタビューまで掲載している。そうとう気合いが入っている。

 それに続いて「まだまだ蘇る!青春70’s~80’sビキニのヒロイン」は、アグネス・ラム、川島なお美、坂口良子のSEXYグラビア。

 後半のグラビアは「バカにできない美味しさオーバーザット缶詰」と「深夜食堂24時」だけで、SEXYグラビアはなし。ポストはどうやら、あのPLAYBOYのように、ヘアヌードから撤退する心づもりではないのか。だが、以前にもヘアヌードをやめて部数が落ち込んだため、慌てて再開したことがある。今度はどうなりますか。

 かたや現代のほうは、そんな素振りは少しも見せないが、今週はややおとなし目だ。グラビアは「柳瀬早紀100cm・Iカップ 」、「真冬のチラリズム 夏より嬉しいハプニング」、「美竹すず 最新ヘアヌード」。袋とじは「世界ヴァギナ選手権を勝ち抜いた40人の美しき女性器を封入!」とタイトルは凄いが、中はもちろん、そのものズバリはない。

 記事にいこう。ポストの「死ぬまでSEX」、今週はバレンタインのお話。

 そもそもチョコレートは、江戸後期に長崎の出島に出入りしていたオランダ人から日本にもたらされたそうだ。

『長崎見聞録』(1800年)には、「しょくらと(チョコレート)は、紅毛人(オランダ人)が持ち渡る腎薬」との記述があるそうだ。

 昔からチョコレートは、滋養強壮薬とされてきた。つまり、チョコという“絶倫食”を女性から男性に贈るバレンタインの文化は、愛の告白というよりも、「これを食べて私とセックスしてくれませんか」と誘惑する儀式(?)なのだという。ずいぶん分男勝手のこじつけだが、多くの男性はそうした女の下心に気づいていないのは女性に失礼だというのだろう。

 今やチョコレートは食べるだけではなくSEXの小道具としても重要だそうだ。

「顔用やボディー用のチョコレートも販売されています。瓶入りのチョコレートソースを付属の筆で体にペイントできるものもあって、もちろん舐めても大丈夫。チョコレートでできたランジェリーもありますよ」(関係者)

 チョコレートのランジェリーは男性用と女性用があり、男性の場合、そのパンツを穿いた上からフェラをしてもらう。

 普段はフェラに消極的な彼女も、これなら楽しく奉仕してくれるかもしれないそうである。逆に女性にチョコレート製のパンティを穿かせて、甘いチョコを舐めながら徐々に秘部を露わにしていくのも、お互いかなり興奮しそうだという。

 バレンタインで義理チョコをくれた女性に、そういってみたら。

 現代は「舌技を極める」と題して、なぜ舐めるのか、人間だけに許された舐めるという快楽を追求している。

 動物行動学が専門の帝京科学大学准教授・篠原正典氏はこういう。

「舐める行為は、繁殖に直接関係ないにもかかわらず、長い時間をかけ快感を与えることを意味します。そのような行為が『長時間かけて行う子育てを成功させること』を予感させるのではないかと考察するジャレド・ダイアモンドのような生物学者もいます」

 女性は性器や身体を舐められるほど「本能」がパートナーへの信頼感に包まれ、深い絶頂へと導かれていくそうだ。

 さらに女性は、男性の低い声に本能的に性感を感じるため、次第に舌からの刺激を性感と錯覚し、濡れてしまうという。

 続いては相当のページを使って「週刊現代スペシャル」と称し、有名女優が次々とヌードになった時代を回顧する対談を組んでいる。

 かつて写真集が出た原田美枝子、早乙女愛、宮沢りえ、麻田奈美、大竹しのぶ、高岡早紀、菅野美穂、手塚理美、竹田かほり、藤田朋子、石田えり、川上麻衣子、葉月里緒奈、樋口可南子などが俎上にのるが、その写真集が見られるわけではない。

 もう一本の「銀幕ヌード編」も、映画の中で、松坂慶子『青春の門』、かたせ梨乃『極道の妻たち』、石田えり『遠雷』、竹下景子『祭りの準備』、南野陽子『寒椿』たちが、いかに素晴らしいカラダを見せたかということを話し合っているだけものである。

 ということで今週は両誌ともに迫力不足で引き分けとする!
(文=元木昌彦)

最終更新:2016/02/08 21:00
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