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週刊誌スクープ大賞

「糖質制限ダイエット」は、やっぱりヤバすぎる!? 第一人者“急死”の衝撃

 この原稿を書いているときにasahi.comの号外が流れた。

「昨年10-12月期のGDPの実質成長率は、前期比で年率1・4%減」

 株は下落を続け、円高は止まらない。日銀が打ち出したマイナス金利政策は今のところ、なんらいい影響を与えていないようだ。

 現代とポストが巻頭で、マイナス金利について特集を組んでいるが、あれほど日経平均2万5,000円までいくと煽り続けてきたポストも、さすがに論調が変わってきたようだ。

 ポストは、世界でこれから起きる衝撃現象として「アメリカの利下げ」「地銀破綻で金融大再編」「住宅ローンに利息発生で住宅バブル」「GPIF運用損失拡大で年金減額」などが起きるとしている。

 一方の現代のほうも「株安と円高はもう止められない」とかなり悲観的である。このままいけば「1ドル100円まで」いくとし、「日本株の1万3000円は十分にあり得る」(在NYファイナンシャル・コンサルタントの若林栄四氏)という。

 いよいよアベノミクスの先行きは暗雲どころか真っ暗闇のようだ。

 第6位。私が今一番興味をもっているのは、アメリカ大統領選である。中でも民主党のバーニー・サンダース上院議員(74)に注目している。大統領になれば史上最高齢になる。

 文春も取り上げているが、彼はユダヤ系ポーランド人移民の労働者階級の出身で、親戚にはホロコーストで犠牲になった者もいる。父親はペンキ販売員で家庭は貧しかったから、小さい頃から常に経済格差を身近に感じてきたという。

 高校時代はマラソンの選手で、シカゴ大学を出て大工やジャーナリストとして活動した。

 40歳でバーモント州バーリントン市市長選に出馬。わずか10票差でアメリカ初の「社会主義市長」となった。

 市長として、ケーブルTV料金や家賃の引き下げ、高級住宅地の開発を白紙撤回させて市民のための公園にした。また、アメリカで初めて電力を100%再生可能エネルギーに切り替えたのである。

 大統領に立候補したときは、ヒラリーの対抗馬になるとは本人以外誰も思ってはいなかった。だが彼が掲げた「最低時給を15ドルに引き上げる」「医療の国民皆保険」「公立学校の授業無償化」は、若者や女性たちから熱狂的な支持を受けている。

 ニューズウィーク日本版は、そのほかにも「家族のための有給休暇」「大企業への増税」「警察・司法の制度的人種差別の撲滅」を訴え、ウォールマートに対して「従業員が生活できるだけの賃金を払え」と攻撃しているという。

 毎回「人民の人民による人民のための政治を実現させる」で始まる。興奮した若者たちが「バーニー、愛してる!」と絶叫するという。

 アイオワではヒラリーに肉薄し、ニューハンプシャーでは圧勝した。暴言の数々が話題になる共和党のトランプとは支持のされ方が違う。保守系ニューズウィークでもこう書いている。

「彼の主張する『政治革命』によって、アメリカ政治がすぐ変わることはないかもしれない。しかし、サンダースに刺激を受けた支持者が民主党の活動に積極的に関わるようになれば、長期的には変わり得る。彼を支持するスタッフやボランティアや活動家が次世代の民主党を担い、今回の経験を将来の大統領選に生かすだろう」

 変わりつつあるアメリカがうらやましい。サンダースがもし大統領になればアメリカが変わり、日米関係も変わるはずだ。貧富の格差の是正、富裕層からの富の再配分は、日本においても至急手を付けなくてはいけない重要課題である。安倍首相にこの国をまかせておいてはダメだということがハッキリした今こそ、日本にもサンダースが出てきてほしいと思う。

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