日刊サイゾー トップ > その他  > 小林麻耶がラジオで涙の本音吐露

小林麻耶が『しくじり先生』の前にラジオで「本物の涙」! 「女を商品として見る世の中と男に怒り」と本音も

 また、小林はその苛立ちを自分に言い寄ってくる男たちにもぶつけていた。

「女子アナっていう職業に就いたから、順風満帆で、男性にもモテて、つらいこともなくて、羨ましいねとか、一方男性からも、何て言うんですかね、「女子アナ」が好きで来る人。だから、何が本当で何が嘘かっていうのが、見極められなくなってくるんですよね。で、なんかどんどんどんどん、人を信じられなくなっていくし、人が「好き」って言っても、「じゃあ、何が好きなの?」って聞いちゃうっていうか。あと、かぐや姫と同じで、試しちゃうんですよね。何々を取ってきてほしいじゃないけど。でも、それって、やってる本人もすごいつらいし、本当に苦しいんですよね」

 これを贅沢な悩み、という人もいるだろうが、しかし、この苛立ちは実は、多くの女性が感じている容姿でしか女性を見ようとしない男たちへの絶望感と根っこのところでつながっている。少なくとも、「ぶりっ子」キャラを演じる彼女の内部には「かわいい」といわれることを拒否するもうひとりの小林麻耶がいたというのは間違いない。

 しかし、だとしたら、なぜ彼女は今も「ぶりっ子」キャラを演じ続けているのか。さらには、新たに「結婚したいのにできないキャラ」まで演じるようになったのか。

 最近の「週刊プレイボーイ」(集英社)16年2月8日号のインタビューでも「私は、これがもともとの性格なので、別にキャラづけしてるわけじゃないんですよ」などと語っていたが、そうではない。おそらく、彼女自身が他人の求める小林麻耶像を過剰に演じようとしているのではないのか。

 だからこそ、かつては「能天気なぶりっ子女子アナ」を演じ、今は「開き直ったぶりっ子」キャラと「結婚できないイタイ女子」キャラを演じ続けている。その本質はバッシングを受けて精神を病んだ時期とほとんど変わっていないのだ。今は一時的にメディアで面白がられがているが、このままではまた壁にぶつかってしまうだろう。

 小林には、春日太一のラジオでかいま見せたような本音を全開にし、新しい可能性を開拓してほしい、と願わずにはいられない。
(新田 樹)

最終更新:2016/02/24 14:04
123
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

水原解雇に間に合わなかった週刊誌スクープ

今週の注目記事・1「水原一平“賭博解雇”『疑...…
写真
イチオシ記事

さや香、今年の『M-1』への出場を示唆

 21日、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で「賞レース2本目やっちまった芸人」の完結編が放送された。この企画は、『M-1グランプリ』(同)、『キ...…
写真