日刊サイゾー トップ > その他  > アカデミー賞主催者、新たな理事会メンバーを任命

アカデミー賞主催者、新たな理事会メンバーを任命

映画芸術科学アカデミーが問題になっている多様性の改善のために3人の新メンバーを理事会に迎えた。シェリル・ブーン・アイザックス会長は今年度のアカデミー賞をプロデュースしたレジナルド・ハドリンを監督部門、グレゴリー・ナヴァを脚本部門、ジェニファー・ユー・ネルソンを短編およびアニメ部門にそれぞれ迎え、現在から3期に渡ってその座を任せることにしたという。アイザックス会長は「多様化を進めるために我々が取ったステップを誇りに思います」「しかしながらより統合的な団体にするためにはさらに多くの動きを進めていく必要があることも分かっています」とコメントする。

さらにはメキシコ出身俳優のガエル・ガルシア・ベルナルがアワードおよびイベントの委員会に、撮影監督のエイミー・ヴィンセントが保存および歴史を担当する委員会に、プロデューサーのエフィー・ブラウンがミュージアム委員会に、映画製作会社重役のマーカス・フーとアニメーターのフロイド・ノーマンを教育および奉仕活動の委員会に、ヴァネッサ・モリソンを予算委員会に、プロデューサーのステファニー・アレインを会員および執行委員会にそれぞれ迎えている。

今回の動きは現代の映画界に対する姿勢に支持を失ってきたアカデミーに異なる見解を持った新鮮な声を取り入れる取り組みの一環となっている。

また、アカデミー賞の投票者も過去10年間において映画界で活動したことがあることや、アカデミー賞の受賞およびノミネート経験を持つことなどの条件を取り入れ、再構成を図っている。そしてこの春から毎年会員の見直しを行うとともに組み換えが必要かを決定することになっている。その一方で新たな条件の元、投票権を失うメンバーは申し立てを出来るようにもなっている。

アカデミーは今年の1月、今年度の授賞式におけるノミネート者の多様性の欠如について非難を受けたことで組織内の変化を宣言していた。

最終更新:2016/03/19 09:45
ページ上部へ戻る
トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

『24時間テレビ』強行放送の日テレに反省の色ナシ

「愛は地球を救う」のキャッチフレーズで197...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真