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性豪・乙武洋匡も唖然! 障害を超えて人生を謳歌した最強の身体欠損人間4選

■ヘレン・ケラーも敬服した、中村久子

0324han8.jpg画像は、左:「Wikipedia」より引用、右:「nakamura-hisako.co.jp」より引用

 見世物小屋で活躍した日本人もいる。1897年、岐阜県に生まれた中村久子は「だるま娘」として、見せ物小屋で活躍した。

 彼女は2歳のときに左足に凍傷を負い、それが他の肢体にも転移したことから四肢が壊死してしまい、3歳の頃には四肢を切断することとなってしまった。7歳の時に父が病死した後は、母と祖母により厳しい教育を受け、自分の身の回りのことはもちろん、読み書きや編み物などができるようになった。

 その後母親の再婚から、継父に虐待を受ける事態となり、半ば身売りのような形で見世物小屋で芸人として働くこととなった。基本的に自分のことは自分でできるように育てられた久子は、口を使って器用に文字を書いたり、手芸をするなどして見世物小屋に来た客を沸かせた。障害を持ちながらも、自分の力で道を切り開いていったのだ。

 久子は後にヘレン・ケラーとも対面しており、彼女をして「私よりも不幸で、偉大な人」と言わしめている。この際、彼女は手作りの日本人形をヘレン・ケラーに贈った。

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