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週刊誌スクープ大賞

“障害者の希望”から一転……乙武洋匡氏の順風満帆な人生の歯車を狂わせた「参院選出馬」

 先週、文春がショーンK氏の経歴詐称を完膚なきまでに暴いて見せた。取材のきっかけは、フジテレビが彼を深夜の情報番組のキャスターに起用すると発表したことだった。

 乙武氏のスキャンダル発覚も、誓約書まで交わしていたのに、それを裏切り自民党から出馬するとみられたことがきっかけだろう。

「雉も鳴かずば撃たれまい」ということわざがある。乙武氏も自民党の目玉候補として注目を集めなければ、女性関係を暴かれることもなかったのかもしれない。

 サイト上で乙武氏だけではなく、妻の仁美さんまでがこう詫びている。

「このたびは、夫、乙武洋匡の行動が週刊誌で報じられた件につきまして、多くのみなさまにご迷惑をおかけしたことをお詫び致します。このような事態を招いたことについては、妻である私にも責任の一端があると感じております。今日に至るまで二人でしっかり話し合った結果、3人の子どもたちのためにも、あらためて夫婦ともに歩んでいくことを強く決心致しました」

 どのような気持ちで、彼女はこの言葉を絞り出したのだろう?

 だが、ネット上では「ゲスの極み乙武」などという批判が渦巻いている。それに乙武氏の妻までが詫びたことに対しても、「何で妻が謝るんだ」「妻にも許してもらっているという選挙目当てだ」と評判が極めて悪いようだ。

 文春では、ゲス不倫で議員辞職した宮崎謙介前衆院議員(35)の近況を報じているが、離婚は時間の問題とみられていたのに、意外にもそうではないという。

 妻の金子恵美(38)も議員だが、まだ復帰のメドは立っていないようで、国会に出るときはどうメディアと対応したらいいのかを、先輩議員の野田聖子に相談しているそうだ。

 それに最近、金子議員は「離婚はしない。私も悪かったから」と、知人に話しているというのである。知人が言うには、

「金子氏は自身の年齢のこともあり、子どもを授かったことで夫の宮崎氏に感謝していました。一方、宮崎氏は女性に対して異様なまでに優しいのですが、金子氏に対しては人前で『お前』呼ばわりし、亭主関白でした。金子氏は、夫をつけあがらせてしまったと、責任を感じているようです」

 年上だからといって、引け目を感じることなどないはずだ。金子氏の地元議員が言っているように「金子は男を見る目がなかった」とすれば、議員に必要な人間を見抜く目に問題があるのかもしれない。

【巻末付録】
 現代が袋とじで「58年目を迎え週刊現代の袋とじはますます進化します」とうたい、「『ヘアの先へ』宣言」とタイトルを打っている。

 もしかしたらヘア・ヌードを超える何かを新編集長は見つけたのかと、久しぶりに期待を込めてハサミで丁寧に切ってみた。

 なんだったと思います? 「私たちはアンダーヘアと決別した」「なぜ女の子は『ツルツル』にするのか」。なんのことはない、アンダーヘアを剃って「無毛」にする女性が増えてきたという新しくて古いグラビアなのである。

 文春の毎週といってもいいスクープや、今週の新潮の乙武不倫スクープを見ていると、現代とポストのカネも人手も使わず頭だけで考えたSEX記事に虚しさを感じるのは、私だけだろうか。週刊誌は、月曜日発売から木曜日発売へと完全に移ってしまった。編集長が交代して、フライデーが時折スクープを発信してくれるようになったのは、OBとしてはうれしいが、週刊誌は月曜日から始まるという時代は「遠くなりにけり」である。

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