日刊サイゾー トップ > その他  > 取締でアングラ化するJKビジネス

取締強化でも日本の男のロリコンは止まらない? JKビジネスは逆にアングラ化、児童福祉法逃れで18歳女子高生が人気に

 例えば、JKリフレの起源は、一般的な性風俗ではなく、秋葉原で人気だった「メイドリフレ」だった。メイドリフレは、メイド喫茶から派生した形態のお店で、通常のメイド喫茶であれば普通のお給仕以外のコミュニケーションは取れないが、リフレであればマッサージなどで直接身体を触ってもらえることから人気が出たサービスだった。そのメイドリフレのオプションにコスプレがあり、そのなかでも女子高生の制服が人気だったことから、JKリフレへと派生していくことになる。つまり、JKリフレは始め「萌えビジネス」のひとつであり、客もちょっとした接触以上の過度な触れ合いは求めないシャイなオタクたちだった。だからこそ、店は18歳未満の少女も雇い入れたし、そのことが表立って問題視されることはなかった。

 この構図は、JKお散歩も同じだ。JKお散歩も、もともとは「メイド観光案内」が起源で、メイドさんが秋葉原の観光スポットを案内してくれるという萌えビジネスの一環であり、後にJKお散歩で問題視されるようなラブホテルやカラオケボックスなどで売春行為を行うといった類のものではなかった。

 しかし、その状況は12年の夏ごろを境に一変する。『女子高生ビジネスの内幕』で取材に答えるJKリフレ店店長の丸井さん(仮名)はその経緯をこのように語る。

「いつの時代も、女子高生との接触に興味を持つ人たちっていうのは世の中に一定数いるんですよ。1990年代だと、それはテレクラだったわけでしょ。その後、デートクラブだったり、出会い喫茶になったんだけど、どれも規制が入って18歳未満の利用が厳しくなったんです。それからネットの時代に移行して、出会い掲示板だったり、SNSなどになった。基本的にはどれも援助交際ですよ。でも、それらも警察のサイバー捜査なんかが出てきて難しくなる。じゃあどうするかってなったとき、合法的な出会いの場として、JKリフレが注目されちゃったんですよ。でも、問題だったのは、JKリフレっていうのが、もともとメイドリフレからの流れの萌えビジネスだったっていうことです。握手やチェキで1000円とか2000円とか払うお客さんをターゲットにしているアイドル産業と似たようなものですよ。そこに援助交際文化に慣れ親しんできた肉食系の男たちが、ドバーッと秋葉原に流れ込んでしまったわけですよね。そりゃ、JKリフレが荒廃しちゃうわけですよ」

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