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早くも1ケタ突入! フジ月9『ラヴソング』藤原さくらの“覚醒”と福山雅治の“加齢臭”

 さて、答えは見えました。さくらが前に進むためには、神代がギターを弾いてさくらと一緒にライブに出るという決断をするしかありません。行きつけのライブハウスでは、ヘタクソなパンクバンドが叫んでいます。

「ボロクソみてえな世界を、俺たちが変えてやるぜ!」
「ボロクソみてえな世界を、俺たちが変えてやるぜ!」
「ボロクソみてえな世界を、俺たちが変えてやるぜ!」

 心打たれた神代は、翌日さくらの工場を訪れ、ライブに出ようと誘うのでした。

 というところまでが、第2話。さくらが徐々に神代に心を惹かれていく様子がセリフやシーンで説明されますが、三井寿の「バスケがしたいです!」ほどに強い思いで吐きだした「歌いたい!」という思いと、おぼろげな恋心と、その両方の感情を叶えることができるのは神代1人というのがキーポイントになりそうです。

 しかし、その神代のキャラクターが、金持ちそうなのにヒモだったり、ヒモなのに真面目に働いてたり、ヒモなのにセックスにだらしなさそうじゃなかったり、ご老体だったりと、なんだかイマイチ定まってないので、この後、2人の関係がどう動いていくのか期待感があんまり高まりません。むしろさくらというひとりの人間が「歌うことによって失われていた時間を回復していく」という一直線のドラマのほうが見やすくなりそうです。でも、そうはいかないんでしょうねえ。天下の月9ですもんねえ。キスしたりするのかな。加齢臭大丈夫かな。

 ちなみに実際のところ、119にかけた電話を「うぐぅ……うぐぅ……」といううめき声だけで切った場合でも、回線は切れずに折り返しでかかってきますし、場所もアンテナの位置からだいたい特定してくれるので、まずは落ち着いてくださいね。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

最終更新:2017/06/15 20:00
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