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週刊誌スクープ大賞

“号泣議員”野々村竜太郎元県議をもしのぐ!? 舛添要一都知事の異常なタカリぶり

 上脇博之神戸学院大学教授は、繰り返し同じ虚偽記載がなされているから、「会計責任者の単純ミスではなく舛添氏による意図的なものと考えざるを得ません」といい、虚偽記載の場合、5年以下の禁固または100万円以下の罰金に問われる可能性があるとしている。政治資金規正法の虚偽記載の「公訴時効は5年」だから、現在も罪に問われる可能性はある。

 文春にこれだけの「ファクト」を突き付けられ、今ごろ舛添氏は、知事なんぞにならなければ文春に狙われることもなかったのにと、悔やむことしきりであろう。

 文春に書かれたことを「精査」して、カネを払うと言っているが、ゴメンで済むなら警察はいらない。とにかく、自分のカネも政治資金もわからない人間に東京を任せてはおけない。

 だが、舛添都知事を引きずり下ろして橋下徹氏を担ごうという悪い冗談が出ているそうだ。どこまで東京都民をバカにすれば気が済むのか。カネと地位には恋々としない人物は、どこかにいないものか? 私は佐藤優氏なんかがいいと思うのだが。佐藤さん、出馬しないか?

【巻末付録】
 ポスト巻頭のグラビアは「女子アナさんのGカップ 実況生中継」秋田朝日放送の人気アナだった美人が大胆セクシー。まあまあかな。意外に面白かったのが、後半のグラビア「芸能界『美脚女王』の50年史」だった。野際陽子や由美かおる、アグネス・ラムがいいね。

 袋とじは「『豊満』VS『スレンダー』欲情するヌード大研究」2つのタイプのどちらに「欲情するか」の大研究。私はスレンダータイプだが、豊満タイプもいいね。節操がないんだね、結局。あとは毎度の「艶色美熟女図鑑」
 
 現代は「いま、外国人観光客が殺到している 神事『男根祭り』を楽しむ」。そうそう昔はおおらかだった。今の女の子たちも「男根」を抱けてうれしそうだ。「週刊現代が見つけた はるな 32歳」というのがあるが、私の好みではないな。身体は豊満でよろしいのだが、顔がね。「青春のお宝3連発」と袋とじ今週のウリは「初めて掲載許可が出ました 鰐淵晴子 これが本邦初公開のヘアヌードだ!」。これは写真家のタッド若松氏が60年代に撮っておいた写真だ。昔この一部がグラビアに出たことがあったと記憶している。何しろ「ノンちゃん雲に乗る」の美少女がヌードになったというだけで「事件」になったものだ。いま見ても格好いいね、鰐淵は。

 このところ現代はネタ切れか、SEX記事に精彩がないように見える。今週は「芸能人とのSEX 何がどう違うのか」という、私にはよくわからない記事。

 ポストも「日本歴史上最強の性豪は誰だ」。「『月刊PLAYBOY』の時代」。死ぬまでSEXは「日本一エッチな健康雑誌のムックDVD付き『壮快Z4』のSEX特集が凄い!」という、他人の褌で相撲を取っているだけ。

 本当にネタ切れなのかもしれないな。というわけで、どちらもイマイチ迫力不足で今週は引き分けとする。 

■講演会へのお誘い
日時:5月19日(木)午後18時~
場所:有楽町「日本外国特派員協会」(東京都千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビル北館20階 電話は03-3211-3161)
主催:日本インターネット報道協会
講演者:前ニューヨーク・タイムズ東京支局長 マーティン・ファクラー氏
テーマ:「安倍政権にひれ伏す日本のメディア」
料金:無料

(文=元木昌彦)

最終更新:2016/05/16 21:00
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