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週刊誌スクープ大賞

【東大生強制わいせつ事件】被害女性の局部にドライヤーで熱風……サディストすぎるエリート学生の素顔とは

 閑話休題。先日、映画『スティーヴ・マックィーン その男とル・マン』を見た。彼が情熱を注いで作った映画『栄光のル・マン』の裏側を描いたドキュメンタリーである。莫大にかさむ費用、監督との離反、出演レーサーの大事故、妻の浮気など、次々に大ハプニングが、映画スターとしての地位を確立していた絶頂期のマックィーンに襲いかかる。

 それでも彼は、24時間耐久レースの過酷な現実を観客に見せ、体感してもらおうと死力を振り絞る。映画が完成すると、あれだけ好きだったレースには2度と戻らなかったという。

 ここには、間違いなく1本の映画に命を賭けた「THE MAN(男)」がいた。われわれの青春時代は、3S(スピード・スリル・セックス)こそが男の理想だった。マックィーンのようになりたいと、心から思っていた。青春が甦った。マックィーンはわずか50歳、がんで亡くなっている。

 今週は文春、新潮がともに特集している「バカ東大生」が第1位、グランプリだ。

 この事件は、03年に起きた早稲田大学のサークル「スーパーフリー」の学生らが女子大生に強い酒(98度だったといわれる)を無理やり飲ませて泥酔させ、輪姦をしていたのと同じたぐいである。

「スーフリ」事件で実刑判決を受けた14人の早大生の罪は準強姦罪だったが、今回は強制わいせつ容疑だ。

 新潮によると、逮捕された5人の東大生の主犯格は工学部4年の松見謙佑(22)。新聞報道では「男子学生らに服を脱がされたり身体を触られたため、女子大学生が逃げ出して110番通報した」(朝日新聞5月20付)。今どきこの程度で“前途有為”なエリートたちを犯罪者にしていいのかという疑問があるが、そんなものではなかったようだ。

「実は、彼(松見のこと=筆者注)は被害女性に殴る蹴るの暴行を加えた上、カップラーメンの汁を彼女の顔にかけたり、とやりたい放題だったのです」(捜査関係者)

 さらに「最後には松見は女子大生の局部にドライヤーで熱風を浴びせかけ、それに耐えかねた女子大生はTシャツとズボンを着て泣きながら部屋を飛び出した」(同)。

 松見らが餌食になる女子大生を集めるために作っていたのは「東京大学誕生日研究会」という、見るからにいかがわしいサークルだった。

 松見は武蔵中学、武蔵高校を経て東大に入学。彼の父親も東大法学部出身で、大手銀行を経て、現在はファンド運営会社にいるそうだ。

 ほかにも余罪が出てきそうだが、今回は強姦でもなく、睡眠薬を混入するといった計画性はないという。そんな面倒なことをしなくても、東大生と言えばすり寄ってくる女子大生には事欠かなかったということか。だが、今回の被害女性は怒り心頭で、現在のところ示談に応じる可能性が低いため「松見容疑者は起訴される見込みです」と、文春で別の捜査関係者が話している。東大生にはサドが多いのかね。

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