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「人を殺す技術を持っている」延暦寺の暴行僧侶がヤバすぎ! ほかにもヤクザまがいの僧が……

 この飲食店経営者は「暴力団と付き合いのあった時代もあるから、そういう態度の者がいるんじゃないですかね」と言っていたが、延暦寺は過去、全日本仏教徒会議で決めた「暴力団排除」の方針に逆らい、指定暴力団山口組の歴代組長の法要を行っていたことが明るみになって、警察から中止要請が出たが拒否。大きく批判を受けたことがある。

 結局は役員らが辞職し、暴力団との関係を絶っているが、古い僧侶の中には個人的に暴力団組員との隠れた交際を続ける者がいるというウワサはあるという。今回の暴力僧侶がそうした人物であるかどうかはわかっていないが、「言葉遣いの中にヤクザ特有の専門用語が出ることもあって怖かった」と経営者は話している。

 ただ、寺社情報誌の編集者は「こういう暴力僧侶は延暦寺に限ったことではない」と話す。

「地域に密着する寺院では、それぞれの土地に巣食う暴力団など土着的な組織と関係が深いところも多いです。暴力団は伝統儀式を重んじて寺に大金を収める上客でもあり、どうしても付き合いが続いてしまうようで、中には警察の目から逃れるために、形だけの出家をする者もいるとか。そして、そうしたことの発覚を恐れて、目立たないよう取材を受けないところもあるほど。昨年、取材拒否で知られる札幌の寺でも、僧侶による日常的な暴行事件が告発されたんですが、暴力団とかなり深い関係にあるという話を聞きました。元暴力団関係者が僧侶になって更生した例はありますけど、いま僧侶が暴力団化しているんじゃないですかね」(同)

 いずれにせよ、何度も暴力を重ねながら放置されていたところ、「仏の顔も三度まで」という諺どおりにはいっていなかったようだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2016/06/11 18:00
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