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フジテレビ・亀山千広社長「まずはドラマ」発言も、7月期に希望なし?「放送前からトレンディ臭が……」

 フジテレビの亀山千広社長は28日、フジ・メディア・ホールディングスの株主総会で、視聴率回復の糸口は「ドラマ」であるという考えを明かした。

 大幅減収となった放送事業について、株主から批判や提案が飛び交う中、亀山社長は「まずはドラマで話題を呼び、バラエティで視聴習慣を根付かせ、最後は報道番組で信頼を得る。そのためには、なんとしてでもヒットドラマを生まなくてはならない」と発言。また、「バブルを経験した世代ばかりで、若い人に権限を委譲できていない」との指摘に対し、「7月にスタートするドラマは、30代のプロデューサーを中心に制作している」と強調した。

 以前から指摘されている“時代感覚のズレ”を、正そうとしている亀山社長だが、29日には、8月から鈴木保奈美主演『ノンママ白書』を放送すると発表。連ドラ主演が18年ぶりという鈴木は、広告代理店勤務の女性を演じるというが、案の定ネット上では「バブルが抜けてない」「今時、鈴木保奈美って……」との声が見受けられる。

「7月期の松嶋菜々子主演『営業部長 吉良奈津子』の主人公も、“元広告代理店の売れっ子クリエーティブディレクター”だといい、放送前から『トレンディドラマ臭がする』と話題に。また、制作サイドは『等身大の女性を描く』とアピールしているものの、主人公がベビーシッターを雇える経済状況であったりと、“等身大”とはかけ離れており、放送前から『フジの悪い癖が出まくり』『感覚が古い』との声が上がっている」(テレビ誌記者)

 4月期のフジの連ドラは、月9『ラヴソング』が期間平均8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で“月9史上最低”を記録し、『早子先生、結婚するって本当ですか?』『OUR HOUSE』共にプライム帯で大コケ。NHK、日本テレビ、TBS、テレビ朝日が、それぞれ期間平均で2ケタに届く連ドラを生み出す中で、フジだけは2ケタに届かなかった。

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