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週刊誌スクープ大賞

自公維3分の2超獲得も、改憲に高いハードル「参院選は、安倍時代の終わりの始まり?」

 お次は、「水曜日のカンパネラ」コムアイ(23)が同棲生活を送っているというフライデーの記事。なんのこっちゃと思われる方が多いと思う。私もそうだった。

 フライデーによれば、12年から活動を開始し、いま注目を浴びている音楽ユニットのボーカルだそうだ。ちなみにカンパネラは、イタリア語で「鐘」を意味する。

「ラップがクセになる『桃太郎』は、YouTubeで900万回以上の再生を記録している」(フライデー)

 私も聴いてみた。なかなかカネがかかったミュージックビデオで、昔話をラップにしてコムアイが魅力たっぷりに歌っている。いいよ!

 慶應大学の環境情報学部を卒業した才媛だが、なかなか個性的な女性らしい。同棲相手は30代のクリエイターのようだ。

 フライデーが直撃すると、その答えっぷりが堂々としていて、またいい。フライデーに撮られるのは、NHK『紅白歌合戦』に出てからだと思っていた。この人の恋愛事情はどうなっているんだろうと謎にしておきたかったと言いながら、その彼氏と食事をするから一緒に来ないかと記者氏を誘うのである。

 行ったところが大衆中華屋というのも泣かせる。結婚するかどうかはわからないらしいが、このコムアイはナイスキャラで売れると思うな。

 今度は新潮が、黒岩祐治神奈川県知事が舛添要一前東京都知事と同じようなことをしていると追及している。

 舛添氏が東京から毎週末に神奈川県・湯河原の別荘へ公用車を使って帰っていたのと同じように、黒岩氏も県知事公舎に住みながら、公用車を使ったりして県外の東京・広尾にある「広尾ガーデンフォレスト」という高級マンションの自宅に週末になると帰っているというのである。

 いっそ、週末は都知事と県知事を交代したらよかったのにと思う。この黒岩氏、フジテレビ出身の元名物キャスターで、今回の舛添氏の公用車使用に関しても、「(公用車の)行く先がどこでもいいと言ってしまえば、市民感情としてどうかな、というふうになりますから、その辺りは、やはり配慮しないといけないのではないかと思います」と定例会見で話しているのである。

 それに加えて、災害時の対応は、公舎にいるから30分以内で登庁できると胸を張っていたのだ。

 新潮の追及に、黒岩氏はこう答える。公用車で広尾に帰るのは公務を終えてからか、翌日に都内で公務があるときだけ。危機管理体制は出来上がっているから大丈夫。広尾はそんなに遠くないから、いざというときを想定して同じ距離を駆けてみたが、2時間を切った。

 万一の場合は、駆けて登庁するつもりのようだ。舛添氏もそうだが、大都市の知事というのがこの程度の頭しか持っていないとは、困ったものである。

 それにしても黒岩氏、億ションといい個人事務所を持っていることといい、よほどおカネがあるようだが、そこのところを調べたら面白いのではないか、新潮さん。

 今週の文春には読み応えのある特集が多いが、人気AV女優の香西咲の実名告白が面白いい。このところ、タレントとして勧誘したと思わせてAVに出演強要させる悪徳プロダクションの実態が明るみに出て社会問題化しているが、実名・顔出しの彼女の話は微に入り細を穿ち、この業界の悪辣さを浮かび上がらせる。

 香西氏が「マークス(後にマークスインベストメントと社名変更)」の社長・青木亮氏(40)と出会ったのは2010年だという。青木氏は当時、六本木ヒルズに拠点を構え、投資会社という触れ込みだったそうだ。

「面会した青木は、『俺なら君を売り出すのに、まずはストーリー仕立てのイメージDVD三本セットを発売して、芸能活動のフックにする』と持論を展開しました。肌の露出は『背中が見える程度』だと」(香西氏)

 だが、それから彼女をAVに出演させるべく追い込んでいく「洗脳」が8カ月も続くのである。週1回の面談と自分の未来設計をノートに書き込ませるなど、私が見ても念の入った洗脳の仕方である。

 一人の魅力ある女性をAVに出せば、どれほど儲かるのかが透けて見える。相談係の女性をつけたり、マネジャーも何人かいた。そうして彼氏や家族から切り離され、彼女の周りは青木氏の関係者ばかりになってしまう。

 その上、占い師まで動員して洗脳した。そうして、最初のAVに出演するときには「“思考停止”状態になっていました」(同)。

 約3年の間に30数本のAVに出演し、ようやく独立を果たすのだ。

「私は、AV業界そのものを否定するつもりはありません。知っていただきたいのは、一部には悪質なプロダクションが存在すること。そして、私たちのように何本もAV作品を出し続けた女優たちの中にも、実は苦しみ、のたうち回っている人間がいるんです。なぜ辞めなかったんだと思われるかもしれません。ですが、抜けるに抜けられない状況に追い込まれ、搾取され続ける絶望感は、体験した者にしか分からない。青木の支配下に置かれていた頃、私にとってAV撮影は、自傷行為そのものでした」(同)

 青木氏は文春の取材に答えて「出演するよう脅迫したことはない、AVであることを隠したつもりもない」と話している。

 香西氏ともう一人の女性は、青木氏を相手取って訴訟の準備に入っているという。彼女の勇気ある告発は次号も続く。

 これはまっとうな芸能プロダクションの話だが、ベッキーが不倫騒動を起こしたため、サンミュージックの夏のボーナスがゼロになったと新潮が報じている。ベッキーには、いまだに定期的な大きな仕事のオファーは来ていないようだ。

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