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「初体験はほぼ中学時代!?」14歳で子作りを開始する、中国”早産村”の異常ぶり

youngmama-2.jpg十代のママたちは、愛も性もろくに理解しないまま、母親としての責任を負うことになる

 日本でも「田舎はほかに娯楽が少ないから、初体験の年齢が早い」などという説がまことしやかに主張されたりもするが、それにしても10代前半での結婚・出産は早すぎだろう。

 そして、もうひとつの大きな原因が、親の無知と無関心。自分たちも若い頃にこの村で同じような体験をしていたことから、今の状況が異常だとは思っていない。また、母親となるにはまだ心と体の発育が十分ではない10代前半での出産は、女性にとって大きな負担が伴うということを理解していない。そのため、逆に娘たちが早く結婚して出産することを勧めているほどだという。

 なぜ、村の早婚・早産に歯止めがかからないのか? 記者が村の計画生育関連部門に取材したところ、担当者は頭を抱えて「罰金を科す以外に、どうしたらいいのか?」と反問されたという。いずれにしても、村や共産党の職員たちが、たいした対策を取ろうとしていないのが実情だ。

 さらに、この村の状況がネットで報じられると、村の各部門の幹部らが慌てて記者に電話をしてきて、「罰金以外に、私たちは教育やPR、調査など、対策を取り始めているところです」と言ったというからあきれるばかりだ。

 いずれにしても、村の大人から子どもまで、性や家族についてのしっかりとした教育が早急に求められる。
(取材・文=佐久間賢三)

最終更新:2016/08/02 18:15
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