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週刊誌スクープ大賞

天皇陛下「お気持ち表明」と、生前退位に“猛反発”する日本会議の言い分とは

 このところ河合奈保子のグラビアをよく見るが、彼女は「第2のちあきなおみ」といわれていると新潮が書いている。

 彼女は80年に「西城秀樹の妹」として芸能界に登場した。「エスカレーション」(日本コロンビア)などのヒット曲を飛ばし、80年代を駆け抜けたが、96年に結婚して、以来20年近く表舞台から姿を消している。

 だがデビュー35年だった昨年、往年の河合のグラビアが週刊誌に掲載されると人気を呼び、今月の31日には写真集とDVDが同時発売されるというのである。

 彼女の人気の秘密を、江戸川大学の西条昇准教授(アイドル論)が解説する。

「彼女は歌が上手で、同世代アイドルの松田聖子や中森明菜と違ってスキャンダルがなく、『男の匂い』を感じさせなかった。つまり、彼女の魅力は今も真空パックされたままなのです。その点、絶頂期に引退し、全く露出がないちあきなおみさんの人気と似ている。そんな彼女をDVDや写真集で見直すことで、40代、50代の男性は、輝かしかった自分たちの青春時代を取り戻しているのでしょう」

 彼女は現在、家族とともにオーストラリアで暮らしているそうだ。53歳になった河合奈保子も、怖いけど見てみたいね。

 さて、障がい者施設を襲って19人を刺殺した植松聖容疑者だが、本人は「心神喪失のため無罪」になると事件を起こす前には考えていたようだ。だが、コヤツの思い通りになど絶対させてはならない。

 新潮は、この事件の被害者たちの実名を神奈川県警が発表しなかったことを「危険思想」だと批判している。

「県警によれば、事件当日に19人の遺族全員を対象に個別の聞き取りをしたところ、全員が氏名公表を望まなかったとのことでした。障害者福祉施設での犯行という事情も勘案し、特例として非公表にしたというのです」(神奈川県警担当記者)

 だが、立教大学名誉教授の服部孝章氏はこう話す。

「遺族によっては『闇から闇に葬られたくない』という方もいます。1人の人生が報道されずに時が経つことに違和感を持つのです。匿名か実名かについては各マスコミの責任であって、公的機関が決めるべき問題ではありません」

 障がい者を支援する団体からも疑義を呈する声が上がっているという。全国知的障害者施設家族会連合会の由岐透理事長がこういっている。

「警察の判断で名前を伏せたというのは、あまりに衝撃的な事件を前にして、知的障害者だからと勝手に忖度してるような気がしてなりません。どんな事件であれ、亡くなった人の名前や年齢は公表されるのに、この取り扱いはおかしいと思います」

 ジャーナリストの徳岡孝夫氏も、

「言論の自由か個人のプライバシーかという問題は永遠のテーマではありますが、安否情報という観点からは報じる必要があるでしょう。また、いかに些細な事柄であれ、今回のように当局が一つ隠し始めると、隠すことへのハードルがどんどん下がっていくのです」

 神奈川県警は新潮の取材に「方針を変えるつもりはありません」と答えている。

 確かに、警察が判断することではなく、メディア各々が自主的に判断すべきことだと、私も思う。このところ警察主導で、こうしたことがしばしば行われるが、大手メディアはなぜ黙っているのだろう。そこにこそ大きな問題がある。

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