週刊誌スクープ大賞

「ジャニーズも、ナベプロのように凋落していく……」SMAP解散騒動を、週刊誌はどう伝えたか

 だが新潮は、飯島氏が7月末、この業界のドンといわれる田辺エージェンシーの田邊昭知社長と会って話し込んでいたところを目撃したと報じている。

 事務所を離れて1年後の“喪”が明けるとき、飯島氏が何かを仕掛けるという見方も強くあるようだ。

 また、SMAP解散でジャニーズ事務所側も大変な損失を被るそうだ。デビュー25周年でビッグイベントが目白押しだったにも関わらず、ほとんど仕事らしい仕事はしなかった。

 これまでのツアーでは100万人ぐらいを動員していたから、チケットが1席9,500円として95億円の売上が消えてしまった。

 グッズの売り上げは25億円以上。ツアー関連で120億円以上を失い、年間40億円といわれるファンクラブ収入もなくなる。テレビCMやテレビの出演料などを含めると年間200億円前後が消えるということになると、新潮がご丁寧に計算している。

 ジャニーズ事務所グループ全体の売上は1,000億円といわれるそうだから、その実に4分の1を失うことになるのだ。私にとっては痛くも痒くもないが、ジャニーズ事務所にとっては大きすぎる損失であろう。

 SMAP解散でさしもの栄華を極めたジャニーズ事務所も、ナベプロのように凋落していくと、私は思う。ちょっぴりいい気味ではある。

 小池百合子都知事はリオ五輪の閉会式に行って次の東京五輪へのバトンを受け継ぎ、いい気持ちでいることだろう。

 都議会のドン・内田茂氏との第1ラウンドは「豊洲移転問題」になりそうだと文春が報じている。

 それはともかく、文春は今回知事の「都政改革」を担うことになる2人の知事特別秘書官に問題ありだと追及している。

 1人は野田数(かずさ)氏(42)。自民党都議などを経て、12年に維新の会から衆院選に出馬したが落選している。小池氏の秘書を務めた経験もあるそうだ。

「都庁では極右として知られている人物です。都議時代には、朝鮮学校への補助金廃止を訴えたり、国会議員の 尖閣諸島視察団に都議で唯一参加して国旗を掲げたりしていました。十二年には日本国憲法無効論を唱えて、大日本帝国憲法復活の請願を都議会に提出。当時の橋下徹代表の顰蹙を買ったそうです」(元都議)

 もう1人は、元読売新聞記者の宮地美陽子氏(39)。早稲田大学の柔道部出身で、全日本学生女子柔道大会にも出場しているそうだが、政治畑は詳しくはないようである。

 自民党都議団は手ぐすね引いていると文春は書いている。

「野田氏が議会対策を担当するようですが、彼はキワモノ。我々も野田氏に狙いを定めていく。一方の宮地氏は政治の素人。ワーキングマザーというだけで抜擢したのでは」(自民党都議)

 さてこの勝負いかがなりますか。

 安倍首相は、無難な内閣改造を終えてホッとしているのだろうが、またまた閣僚のスキャンダルをポストが報じている。これが今週の第1位。

 鶴保庸介氏、49歳。政治家生活19年目で今回、沖縄・北方担当大臣として初入閣したイケメン議員である。

 彼の名を知らしめたのは野田聖子元郵政相の夫としてだった。野田氏が夫婦別性を提唱していたため入籍はしなかったが、野田氏の不妊治療に協力し、06年には「ナイスカップル」にも選ばれている。だが、それが別れる理由にもなってまったようだ。

 当時、鶴保氏はこう語っている。

「別室へ行ってアダルトビデオを見て射精。それを試験管に入れて終わり。言葉は悪いですが、不妊治療をしている男性は自分のことを“精子製造機”のように思ってしまう瞬間があると思います」

 そんな彼が元妻・萩原美穂さん(仮名・31)と出会ったのは2011年頃。当時26歳だった美穂さんは、東京でメディア関係の仕事をしていたそうだ。

 12年の夏には、和歌山の美穂さんの実家に鶴保氏が挨拶に行っている。しかし、2人の間には13年の夏ころから微妙な空気が流れるようになったそうだ。

 ちょうど美穂さんの妊娠が判明したタイミングだったという。彼女が入籍を求めても、鶴保氏に応じる様子はなかった。

 10月に話し合いの場を持ち、その席で「鶴保さんは美穂に“婚姻届を出すなら、離婚届も書いてほしい”と言い出したんです。(中略)結局、美穂はもうすぐ生まれる子供のことを考えて、泣く泣く離婚届にも署名捺印したと言っていました」(美穂さんの親族)

 翌14年の2月上旬にようやく2人は入籍する。子どもが生まれる3週間ほど前のことであったという。

 そして出産から2カ月後、美穂さんや親族を仰天させる出来事が起こる。大阪市から突然、「離婚届けを受理した」という通知が届くのだ。

 さすがに彼女の両親も「こんな人とは別れたほうがいいと離婚を勧め、美穂自身も気持ちを固め、弁護士を立てて離婚協議を始めたんです。話し合いは難航したものの、14年10月に慰謝料不要、月額8万円の養育費を払うという条件で協議離婚が成立しました」(同)。

 ところが鶴保氏は、昨年の秋に何の連絡もなく養育費の支払いをストップしてしまったそうだ。

 出産後、彼が子供に会ったのも3、4回程度しかないという。「彼には父親としての自覚や責任感はまったく感じられません」(同)

 鶴保氏にポストが話を聞こうと電話すると、結婚、離婚、子どもの出生については認めたそうだ。

 その後文書で「離婚の事実には相違ありませんが、細部にわたっての経緯や現状については、プライベートな部分につき、当方は何もお答えする用意はありません」と答えた。

 確かに夫婦間の問題は他人ではわからない部分が多くあることは間違いないが、「オレは子づくりの道具じゃない」と野田氏と別れ、待望の子どもが授かったのにすぐ離婚してしまうとは、不可解というしかない。

 この御仁、今回幹事長に就任した二階俊博氏の側近中の側近といわれるそうだが、人として大きな問題を抱えているのではないかと思わざるを得ない。

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