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韓国の国技・テコンドーは「つまらない」!? 金メダルでも、いまいち盛り上がらないワケ

 ただ、それでも韓国政府はWTFテコンドーの世界的普及を重視。しかし、2011年の世界選手権で韓国は初めて総合優勝を逃し、12年ロンドン五輪でも金メダル1個、銀メダル2個にとどまるなど、徐々に低迷し始める。

 さらに、今度は国内のテコンドー愛好者たちの突き上げも待っていた。「クソつまらねえ」「五輪のたびにルールが変更されて訳わからん」「逃げ回るのが戦略……スポーツとしてどうなんだ」「こんなのが国技なんて恥ずかしい、廃止しちまえ」と、身内であるはずの自国民からも非難が相次ぐようになる。冒頭で紹介したキム・ソヒの優勝コメントには、そんな背景があったのだ。

 発祥国のはずなのに国民たちから愛されず、国技のはずなのに世界でも苦戦が続く韓国テコンドー。しかも、20年東京五輪からは日本の空手が正式種目に加わる。韓国のテコンドー関係者たちは早くも空手がテコンドーの地位を脅かす強力なライバルになるのではないかと、戦々恐々としている状態だ。

 日本には、国技である柔道を嫌う人はほとんどいないし、世界は日本柔道をリスペクトしている。そう考えると、韓国におけるテコンドーが不憫に思えてならない。

最終更新:2016/08/29 15:00
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