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『貞子VS伽椰子』BD&DVD発売! 夢の競演&対決を描き切った鬼才・白石晃士監督を新人ホラー小説家が直撃!!

――貞子と伽椰子をぶつけるアイデアは監督が参加される以前からあったそうですか、その先をどうするかで苦労されたとか。

白石 ええ、元あったプロットはけっこうごちゃごちゃしてて、予算的にもハマらないものだったので、それをすごくシンプルにして、キャラクターも変えて。私からすれば「現実に当てはめた」ってことでしかないんですけど、それでいて面白くなるようにした感じですね。

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1609_sadakana04.jpg上:山本美月、下:玉城ティナ

――ヒロインがみんな魅力的だったのですが、これは可愛く撮ろうという監督のご意向ですか?

白石 そもそも本人たちが可愛いですから(笑)。もちろん美しく撮らなきゃってのはありますけど、それ以前に美しい人をそろえなきゃってキャスティングの時点で思っていたので、可愛い子が揃ってよかったです(笑)

――キャストの印象をキャラクターに盛り込んで脚本を書かれた、という話ですが。

白石 ええ、事前に会うことができたのでそれはやりました。現場によっては衣装合わせで初めて会って後は現場で、みたいなケースもあるんですが、幸い今回はそれより前に会って話す機会があって。で、その時の感触みたいなものを脚本に盛り込みました。特に主演の山本美月さんと玉城ティナちゃんは本人の印象をけっこう脚本に反映しています。

――山本さんは、前半は完全にもらい事故というか、とばっちりでヒドい目に遭ってばかりですが、後半はヒロイックな立ち回りもしますね。

白石 彼女本人はサバサバした性格なので、その印象からですね。あと男っぷりのよさも感じたので、それを盛り込んでみました。玉城さんは大人しい性格で、内向的な印象を受けました。その一方で真面目で誠実な感じがしたので、それをキャラクターに落とし込みました。

――佐津川愛美さんは全編を通じて余計なことしかしていないキャラクターを演じていましたが、ひょっとして彼女自身が点…?

白石 いやいや(笑) 彼女は最後の方に決まったので、出来上がったキャラクターを演じてもらった感じですね。彼女自身はあんな性格じゃありません(笑)

 彼女がああいうキャラクターになったのは、人間の愚かさみたいなものを描くためでもあります。基本的にはみんな真面目に動いてるんですけど、結果的に最悪のチョイスしかしていない。見ている人、特に子供が「こうなっちゃダメだぞ」と、反面教師にしてくれたらいいですね。

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