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週刊誌スクープ大賞

死亡事故を起こす確率は64歳以下の3.75倍! 増え続ける「80歳ドライバー」の恐怖

 今週も、トランプについての記事以外に、見るべきものはあまりない。2位以下は順不同である。

 現代のカラーグラビアの巻頭に「『肉通』編集者が愛した店」というのがある。先日亡くなった講談社の編集者・原田隆の追悼グラビアである。

 原田は女性誌「FRaU」の名編集長として有名だった。私より入社は10年遅いが、いいセンスを持った編集者で、私も彼の才能を買っていた。私の後の週刊現代の編集長を任せてはどうかと上司に進言したこともあった。2006年に彼が編集長として出した「KING」が大失敗したことで、かなり落ち込んでいるという話は聞いていたが、人をそらさない魅力を持った編集者だった。香港で倒れたという話を聞いていたが、惜しい編集者を失ってしまった。

 原田がこれほど肉好きだったとは意外である。スタミナ苑や鳥茂、ゆうじは私もよく知っているが、代官山のイタリア料理店「TACUBO」は知らない。今度行ってみようと思う。

 自社の編集者について、これほどページを割くことは珍しい。山中編集長は原田のことを慕っていたらしいが、よくやってくれたと感謝したい。それにしても、いい編集者は早く死んでしまうものだ。

 トランプ・ショックか、各誌とも内容が低調だが、愚痴はやめて、いくつか紹介しよう。

 フライデーは、フジテレビの『SMAP×SMAP』の視聴率が6.4%(11月14日放送/ビデオリサーチ調べ、関東地区)になってしまったと報じている。12月26日が最終回らしいが、いまだにどう終わるのかも見えていないという。

「とくに痛々しいのが、一人空回りしているキムタクです。カメラが回る前、『盛り上がっていこーぜ!』と声をかけますが、メンバーは何も反応しない。香取くんにいたっては、スタジオ入りから終わりまで無表情で、ときどきミエミエな作り笑いを浮かべるくらい」(番組スタッフ)

 今後、キムタク以外は事務所を離れて、元のマネジャーと事務所を作るとフライデーは見ているようだが、一度離れた「人気」という魔物を取り戻すのは至難であろう。

 先週からポストは、塩分が高血圧の犯人ではないという特集をやっている。今週も巻頭からかなりのページを割いてやっているが、頭からやるようなものではないと、思うのだが。

 いろいろな研究で、1日の塩分摂取量が6~14グラムぐらいなら、高血圧との相関関係が見られないという結果が出ているそうだ。だが、糖尿病患者やその予備群、肥満の人は減塩、男性で1日8グラムを守ったほうがいいという。これも前から言われているように、工業的につくられた精製塩は99.9%が塩化ナトリウムなので、海水を元にした天然塩のほうがいいのはいうまでもない。

 血圧を下げる食べ物は、トマト、バナナ、メロン、なめこ、りんごがいいそうだ。最強のメニューは意外なことに「生姜焼き定食」だそうで、生姜に血圧を下げる効果があり、豚肉にも血液をさらさらにする効果のあるアミノ酸が豊富に含まれているからだそうだ。

 今朝はさっそくバナナを買ってきた。私のような意志の弱い、読むとすぐ影響を受ける読者がいるから、こういう記事が受けるのだろうな。

 文春に、タレントのローラの料理が評判だと出ている。彼女は多種多様なスパイスを駆使する料理が得意だという。プロの料理人でも20種類ぐらいなのに、ローラは30種類以上だそうだ。

 彼女に料理を教えたのは、詐欺容疑で逮捕されたことのあるバングラデシュ人の父親。ローラは、ロシア系の母親とバングラデシュ人の父のもとに生まれたが、その後、両親が離婚。父親が中国人と再婚すると、家族は8人暮らしに。幼い兄弟たちの面倒を見ながら料理を作っていたため、上手なのだという。

 それにしても、天性の料理カンがあるのだろう。美人で料理上手、オレがもう少し若かったらなぁ。お呼びでない? これまた失礼!

 フライデーに、剛力彩芽が近所のスーパーで10%オフになった寿司を買ったという記事がある。それも、882円の寿司だという。好きだなこういうの。

 私も、帰宅前にスーパーで割引になった寿司を買うことがある。8時を過ぎると、中には30%引きになる寿司もある。わざわざ時間を見計らって、8時ちょい過ぎに行くのがコツだが、日によっては売り切れていることがある。

 そんなときの悔しいこと。帰ってやけ酒を飲む。彩芽ちゃんも、そんな気持ちになることがあるのだろうか?

 先週、堺正章の『新チューボーですよ!』(TBS系)が打ち切りになると書いたが、今週の現代によると、その本当の理由は、堺に加齢から来る「味覚障害」が出たためだというのである。

 このところ、堺が番組で作る料理、エビチリや回鍋肉が香辛料の入れすぎで、食べさせられるゲストが顔をしかめる場面が多く見られたという。堺は最近、「舌の感覚が鈍ってきた」と周囲に打ち明けているそうだ。御年70歳。この年頃になると味覚に変化が生じて、極端な場合、甘さや辛さをまったく感じなくなってしまうことがあるそうだ。

 年を取ると濃い味を好むようになるのも、味覚障害の影響があるというのである。堺はプロの料理人ではないが、料理には相当な関心を持ち、番組の中でもうんちくをたれていたから、もしそうだとしたら、つらいであろう。

 私の知っているイタリアンの名シェフが、食道がんになり、味覚がわからなくなったことがあった。復帰してからも自分では料理を作らず、他人に作らせ、味見をしていたが、よくわからないのだろう、つらそうな表情をしていたのを思い出す。今は小さなイタリアンの店を奥さんと一緒にやっていると聞くから、味覚が戻ったのであろう。一度行ってみたいと思っているのに、いまだ果たせないでいる。

 自分の好みを考えても、確かに濃い味が好きである。それにこの年になって、甘いものが好きになってきた。以前なら外でケーキなど食べたことがなかったのに、今はモンブランを食べながらコーヒーを飲む。これも味覚障害のせいか?

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