【インタビュー】「ファンの人には幸せになってもらいたい」姫乃たまが語る、ニューアルバムと将来像
──そして来年2月7日には、渋谷WWWでワンマンライブを開催します。どんなライブになりそうですか?
姫乃 楽曲はもちろん新譜からバンバンやるんですが、今回は会場も広いので、舞台装飾とか映像とかを凝ってみようかと思ってます。普段のライブではあまり豪華にしていないので、その罪ほろぼし的な意味を込めて。
──ライブタイトルの「アイドルになりたい」は、深い意味があるんでしょうか?
姫乃 実はこれ、『First Order』の仮題だったんですよ。ライブのチケットを発売するので、それを付けたんですけど、印字されてみたら「クソだせぇ!」って思って(笑)。
──曲の振り付けはついているんでしょうか?
姫乃 ついてます。ちゃんと振付師の方につけてもらってるんですよ。なるべく動かない振り付けでお願いしてます。
──では、あの「ペンギンダンス」も振付師の方に?
姫乃 いえいえ、あれは私が考えました(笑)。ペンギンが好きなもので。体型もペンギンに似てますしね。
──ホームページには「隙間からは一生でてきませんので、ご安心を」と書かれていますが、売れちゃったらどうしますか?
姫乃 売れないですよ。売れるという想定がまったくなされていないので。もし売れたら隠れます。売れたかったら1枚に13曲も入れないですよ。絶対10曲にする。あんまりファンのこと考えてると売れないのかも。
──姫乃さんは、ちょっとファンのことを考えすぎかも。ファンを大事にしすぎですよ。
姫乃 うちの現場は「幸せになって欲しい」という気持ちの応酬なので。
──もっと、我々ファンからお金を取るようなことを考えてもいいかも。
姫乃 それができたら、地下アイドルやりません。新宿でキャバクラ嬢とかやります。でも、生きづらいんで、今の仕事がちょうどいいし、ファンの人にも幸せになって欲しいですしね。
──ファンも、そのアイドルと似たような人が集まりますよね。
姫乃 地下アイドルのライブに平気で行けるっていうのは、控えめに言ってもまあ……ちょっと変わってますよね。出演してる私がわざわざ言うことでもないですけど(笑)。そういうところに集まるわけだから似た人が多くなりますね。あとは、最近ファン同士が仲いいんですよ。定例イベント始めてからですかね。あぁ、なんかファンのこと考えてたら幸せな気持ちになってきた。みんなかわいいぞ!
──姫乃さんは、ファンの人とある程度距離をとならきゃ、という考えはないんですか?
姫乃 ありますよ。
──あってそれですか(笑)。
姫乃 逆にファンの人が距離考えてくれてる。DMとか絶対送ってこないし、譲り合いの末イベントの時、最前列に誰もいなかったりします……!
──ガチ恋の人とかは難しいんじゃないですか?
姫乃 うちは、他でのガチ恋に破れた人とかが来ます。ガチ恋相談とかも受けますよ。そもそもバツ1の40代と、子どもが成人した50代のファンが多いんで。セカンドライフだと思われてますね、私。
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