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【おたぽる】

「最近は静物画を描いています」「最初は人体解剖図から」いよいよ始まったCG児童ポルノ裁判控訴審、たったの7分で結審

1612_saiban.jpg東京高等裁判所。

 12月1日、CGで描かれた少女のヌードが児童ポルノに該当するか否かをめぐって争われている「CG児童ポルノ裁判」の控訴審が、東京高等裁判所818号法廷で開廷した。

 本サイトでも継続して取材しているこの裁判は、2013年7月に岐阜県在住のデザイナー・高橋証さんが作成し、メロンブックスを通じてダウンロード販売したデジタル画集『聖少女伝説』『聖少女伝説2』が、「過去に販売されていた少女ヌードの写真集をスキャンし、加工して販売した」として、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕されたことによって幕を開けたもの。

 高橋さんは「参考のために取り込んだ画像はあるが、すべてPhotoshopで一から描いたものだとした。またその作成目的は、写真ではできない技法を使い理想の人体を描くことを目的としたものである」として、無罪を主張した。

 しかし、今年3月15日、東京地裁は「作成経緯や動機を踏まえ、重要な部位において、一般人が実在の児童を忠実に描写したと認識出来る場合は、実在の児童とCGの児童が同一と判断できる」と、高橋氏に対して懲役1年罰金30万円、執行猶予3年(求刑は懲役2年罰金100万円)の有罪判決を下したため、高橋さんは「不当判決」として、控訴していた。

 1日から始まった控訴審は、裁判長裁判官・朝山芳史、右陪席裁判官・杉山愼治、左陪席裁判官・市原志都、検察官・和久本圭介の構成。果たして、裁判の行方はどうなるのか……。

 地裁の審理の時から明らかだったが、この裁判に対する世間、とりわけ「表現の自由」云々を主張するのが好きな人々の関心は低い。

 地裁の審理では、当初は行列ができたものの、途中からはガラガラである。この裁判と、ほぼ同時期に始まり、この裁判の弁護団の主任弁護士である山口貴士弁護士が同じく主任弁護士となっている「ろくでなし子裁判」が、多くの支援者を集めたのとは、好対照だ。

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