日刊サイゾー トップ > その他  > 東方Projectの聖地「城嶺神社」の謎
【おたぽる】

霊感商法? 東方Projectの聖地をPRする「城嶺神社」の周囲に見える謎の影

 このS氏と筆者が出会ったのは、岡谷市にある、これも「東方の聖地」とファンの間で呼ばれている洩矢神社でのこと。この神社での、御柱祭の時にS氏から名刺を渡された。そこには「4K YouTuber」なる肩書きが記されていた。その妙な肩書きが気になって、連絡が来る以前から、S氏が普段はどのような活動を行っているのか調べていたのである。

 まず見つけたのは、S氏のアメーバーブログ。

「奴隷的な労働会社からの開放宣言 自由に生きて行く力を手にした日本人代表」なるタイトルのブログでは、自己啓発的なエントリーが今年の7月まで更新されていた。

 さらに、全体公開でほぼ毎日更新されているFacebookでは「道に迷う人を導くカンナギというお役目(天照大神に仕える身)の他に、アロマテラピー指導講師もしてます」という自己紹介が記されていた。とりわけ前半部分が気になり遡って調べて見たところ、勾玉に様々な神様を込めて頒布(販売)していることや、数多くの神様と話をすることができると宣伝しているものが見つかった。

 また、そうした信仰に絡む書き込みの間にも、仮想通貨・ビットコインの勉強会を開催していること。さらには、モルドコインなる仮想通貨を「もっと飛躍していくコインになると思いますので今のうちですね」と記しているものもあったのである。

 さまざま気になることがあるが、やはりもっとも気になるのは「かんなぎ(注:神薙のことと思われる)」を自称していること。なんらかの神主の資格を得るなり、修行などを経て、そうした活動を行ってるのであろうか……?

 そう思ってS氏に尋ねてみると「かんなぎというのは 資格でするものではないのです。そもそも能力がないとできません」という。

 ならば、どこかで修行をしたのかと、さらに尋ねてみると次のような回答が。

「人かどうかわからないような存在に 神社で奉仕するようにお願いをされました。そこから かんなぎとして 神社の中で神様とお話をして 神主がお困りごとを聞いてきた人のお悩みを神様にお伝えして、その回答を神主にお返しするという役割をしていました」

 加えて、自分の主は天照大神であると語り、その都合で素戔嗚尊とは話ができないが多種多様な神様と話ができ「ミシャクジ様とはよく話しています」とまでいうのである。

 さらに、最近のS氏のFacebookでの投稿を見ると天照大神に「私の声は今 お前と2人の巫女にしか届かない」「いろいろな神様をご紹介されて女神も沢山いましたし、誰か好みはいるのか?とお尋ねられたこともありました」といわれたという主張も。

 筆者には面白おかしく書き記す意図はまったくないが、何か首を傾げることばかりだ。そこに来ての異論への、有無をいわさぬブロックを行う事態。そこで改めて、S氏にさまざまな質問をぶつけてみた。

 まず尋ねたのは、突然のブロックの意図である。異論に対しては、そうした厳しい対応をするように神社の氏子を含めた意思一致や、業務の委託などが存在するのだろうか。

 これに対してS氏は「あまりにひどい質問が沢山あり基本として今は回答していません。東方projectの方からキャラクターの関係で動かないように言われています。これはZUNさんの回答を待っている状態です」と話す。

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