『耳の穴』ウエラン・井口浩之の「コント師イジリ」と、かつてバナナマン・設楽が語った「売れ方」の話
【おたぽる】
新たな“東映まんがまつり”伝説を築く! 東映アニメ渾身の60周年記念作『ポッピンQ』宮原直樹監督インタビュー!!
2016/12/11 07:15
海辺を走る伊純。作中のかなりの時間、走っていました
■黒星紅白さんと東映アニメの絵の相性が良かった!
―― ダンスに励む女の子5人がみんなカワイイし、ちょっとこじれてるあたりが思春期らしくて良かったし、5人のキャラクターたちの「スーパー戦隊」のような配置も面白かったです。
宮原 よく言われるんですけど、あんまり意識してないんですよ。やはり知らず知らずのうちにすり込まれているんでしょうかね。
とりあえず、こじらせ主人公・小湊伊純を最初に設定して、その周りを固めるべく、どうすれば個性的で、なおかつ伊純の一本のストーリーに華を添えられるかという具合にキャラクターのバランス、配置は考えました。
―― この伊純が最初から最後までずっと走っていましたが、彼女の走りも気持ちよかったです。
宮原 キャスト(瀬戸麻沙美)さんにも、「ハアハア」とばっかり声を出させてしまいましたが(笑)、最初から走るキャラクターにしようと考えていました。もうステレオタイプで申し訳ないですけど、青春ドラマといえば海岸沿いを走る中学生みたいな漠然としたイメージから広げていきました。
―― 黒星紅白さんの原案ですから、キャラが可愛いのはもちろんですが、伊純にしてもアクションがよく映えていました。
宮原 ダンスシーンと並ぶ見せ場として作らせていただきましたが、各アニメーターさんが頑張って動かしてくれました。自分のいい加減なコンテをよくぞあそこまで……感謝しています(笑)。