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【おたぽる】

新たな“東映まんがまつり”伝説を築く! 東映アニメ渾身の60周年記念作『ポッピンQ』宮原直樹監督インタビュー!!

1612_pr03.jpgしかし可愛い。フォームは何パターンかあります

―― 彼女たちがそれぞれ持つ特殊能力も、しっかり見せ場になっていました。

宮原 苦労したんですよ。どういう能力なのか、どこから由来しているのか、キャラクターたちの物語にどうつなげていくか……練って練ってダメ出しされてまた練って、という繰り返しでした。

 結局、脚本家(荒井修子)とプロデューサーの方たちと話しあって、能力は彼女たちが今抱えている問題をいかに解決していくかっていうところに紐付けようと最後は決めたんですが、結果的にその辺も面白くできたなと思っています。

―― アクションも含めて、女の子たちを可愛く描いてやるぞっていう執念が見てとれるような映像と感じました。デザインも、決定までにかなり苦労されたのではないですか?

宮原 いえ、基本は黒星さんのセンスにおんぶにだっこじゃないですが、デザインは上げていただいたものが、ほぼほぼ一発でOKという感じでした。これを動かしたら可愛いだろうなというデザインをあげてくれるので、こっちはもう何とかそれに応えたいという一心でした。

―― 黒星さんのデザインは線をいっぱい描く方ではないので、アニメに落とす時に簡単そうに見えて実は難しいタイプなのではと思うのですが。

宮原 そう、シンプルなだけにニュアンスを拾うというのは非常に難しいです。ただ、思ったより東映アニメーションが得意としている絵に合っていたなという感じですね。

 黒星さんの絵は、違う角度から、たとえば萌え系が得意なアニメーターさんが描いてもちゃんと可愛い。いろんなアプローチができる絵ですけど、今回は動きのつけやすさを最優先に、シンプルな絵でもちゃんとしっかり地に足のついたデザインという方向で、浦上さん(貴之/キャラクターデザイン・総作画監督)がアプローチしてくれた。それが、結果的に大成功だったと思います。

―― しかもアクションさせるとちゃんと見栄えがつくように、伊純ちゃんのマフラー、(友立)小夏の袖が余っている感じとか、そういう上手い演出をされていたなと思います。

宮原 そうですね。踊った時にフワリとなるようなダンス服としての一面が、みんなの最終フォームにそれぞれあるんですよね。コートの裾だったり、他の娘は髪の毛だったりスカートだったりとか。そういうところが上手くアクションにも効いたなと思います。

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