日刊サイゾー トップ > その他  > 「ダース・ベイダーメット」の中はこんな人だった!
【おたぽる】

超有名SF映画のバックステージドキュメンタリー『エルストリー1976』あのメットの中はこんな人だった!

 一方、辛い目に遭ったのは主人公ルーク・スカイウォーカーの親友ビッグス役に選ばれていたギャリック・ヘイゴン。当初はかなり重要な役でチェニジアでのロケ撮影にも参加していたが、撮影終了後の編集段階でビッグスの登場パートはばっさりとカットされ、デス・スター攻撃シーンでちょっと顔を見せるだけになってしまった。関係者向け試写を観たギャリックはショックを受けるが、試写終了後に顔を合わせたプロデューサーに怒りをぶつけるのをぐっと我慢した。大ヒット作の主要キャラにはなりそびれたが、ギャリックはその後も息の長い俳優として活躍し続けている。

1612_1976_03.jpg黒いヘルメットで隠された大男の哀しみ。本作を観ると、オリジナル三部作をまた観たくなる。

 今回の登場人物の中でいちばん有名なのは、あのダース・ベイダーを演じたデヴィッド・プラウズだろう。ボディビルダーとして屈強な肉体を誇っていたプラウズは、キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』(71年)で老作家と同居するマッチョマンを演じたことでルーカスの目に留まり、最強の敵ダース・ベイダーに抜擢された。『スター・ウォーズ』のみならず、『時計じかけのオレンジ』にも出演したのだから凄い! だが、黒ヘルメットで顔を覆ったダース・ベイダー役は、プラウズに今でも複雑な感情をもたらしている。オリジナル3部作でダース・ベイダーを演じたプラウズだが、声はアフレコで別人に変えられ、また『スター・ウォーズ/ジュダイの帰還』(83年)でダース・ベイダーがヘルメットを脱ぐ重要なシーンはセバスチャン・ショウが演じている。演じることへのこだわりが強かったプラウズはルーカスフィルムとの間に軋轢を招き、公式イベントには呼ばれなくなってしまったそうだ。

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