人気声優200人が選んだ『声優総選挙』の“大人の事情”が見え隠れする結果に賛否両論!?
関は、『黒子のバスケ』(TOKYO MXほか)で黒子テツヤ役を演じている小野賢章から「天性の天才」、『昭和元禄落語心中』(MBSほか)への出演をキッカケに2年前に弟子入りをした落語家の立川志ら乃には「説明すると全部理解して思った通りのことをやってくれる」と評され、その他アンケートでは役の幅の広さを評価され、トップ5入りを果たした。
一方、「7色の声を持つ」としてさまざまな作品で声優を務めているほか、報道番組『報道ステーション』のナレーターを務めている沢城は、その演技力の高さから、山寺宏一に「異性でよかった。男だったらつぶしてやろうと思う」と言わしめるほど。大物声優がひしめく中、大健闘をみせた。
その他、トップ10以降には、『テニスの王子様』(テレビ東京系)の跡部景吾役で知られ、昨年秋には女性を中心に人を集めたフィギュアスケートアニメ『ユーリ!!! on ICE』でヴィクトル・ニキフォロフ役を演じた諏訪部順一が14位にランクイン。さらに、ランキング全体を通してみると、『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』など、テレビ朝日を代表するアニメの声優陣が多数ランクインしている。
また、7位の高山みなみの代表作といえば、放送開始から20年以上も声を務めている『名探偵コナン』(日本テレビ系)の江戸川コナン役や、『忍たま乱太郎』(NHK教育)の猪名寺乱太郎役を思い出すが、番組で紹介されたのは、『楽しいムーミン一家』ムーミントロール役。テレビ局や声優事務所など、“大人の事情”がうかがえる番組内容となった……。
今回の放送を受け、ネット上では「さすが関さん!5位おめでとうございます!!!!」「みゆきち4位すごい!」「1位はやっぱり山ちゃんかぁぁ!!」などと祝福の声が上がる一方で、若手声優ファンからは「大御所ばっかりすぎて正直面白くないなー」と否定的な声が。また、「期待してたのと違ってたけど普通に面白かった」「哲章、奉忠、規夫が居ないのはあり得ん」「緒方恵美さん松本梨香さん石田彰さんが入ってなかったこと以外は非常にいいランキングだった」「大人の事情が付きまとわない声優総選挙を是非やってもらいたい」と賛否両論を呼んでいる。
しかし、多少の違和感は残ったものの、今回ランクインした声優陣の技術力の高さはもちろん、ベテラン勢が声優の価値を引き上げ後進の育成に励み、今ある声優ブームの礎を築いてきたことは確かだろう。今後の活躍に注目しつつ、若手声優の台頭にも期待したい。
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