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【おたぽる】

リア充って、そういうことを考えてたのか! 理解の範疇を超えても、とりあえず“ふっくら”した『クズの本懐』第1話レビュー!

 しかも、麦はおぱんつの上からとはいえ、おまんまんまで触っているのに、花火のケータイがバイブしたら途中でやめたりします。

 このへんで、完全に理解の範疇を超えました。

 2人は、契約を交わしたのだそうです。いわく「お互いのことを好きにならないこと」「本命との恋が成就したら関係を終わること」「つまり、気持ち以外は君のモノってこと」。そうして「かけがえのある恋人」になることを選んだのでした。

「遂げてみせるよ、クズの本懐──」

 花火がそうつぶやいて、第1話は終わりました。花火も麦も、この関係が決して健全だとか、あるべき姿だとは思っていないようです。「ひとりがさみしいなら、寄り添ったっていいじゃないか」ということだそうです。ペッティングはするけど、セックスはしないんだそうです。

 あー、そういうことか、そういうことだ。「リア充もツライよ」ってことなんだ。

 この2人は、学校中の誰もがうらやむ理想のカップルとして登場しました。ほっといても異性が寄ってくるし、勝手に好意を抱いてくれる。そういう人生を私たちはただ「うらやましい」「なんの苦労もない」「恵まれたヤツらだ」と思うだけだけど、そういう人たちにだっていろんな苦悩があって、自分のことを「クズ」だと思わざるを得ない状況が訪れるんだってことを、教えてくれる作品なのですね。そりゃ理解の範疇を超えるのも無理はないです。これを「勉強になるなー」ってなスタンスで見れば、けっこう楽しめそうな感じです。「つーことは、私らクズになる資格もないんかいな」と思うと死にたくなりますがー。

 とはいえ、まあそのへんのストーリーやテーマは別としても、エロシーンのこだわりはかなりのものです。

 最初に登場したキスシーンでも、麦が花火のくちびるをハムッといってますし、花火の太ももに汗が浮いていますし、離れた口と口の間は糸を引いています。麦の部屋のペッティングシーンでは、寝バックの体勢でシャツのボタンを外され、ブラの上からおっぱいもみもみされる花火が実に艶めかしいです。描写に気合入ってます。見ている側も、いつしかふっくらと気合が入ってきます。

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