迫力カーチェイスに、“50人斬り”アクション……“血煙”が映える『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五エ門』小池健監督インタビュー!
―― 人数が多いだけじゃなく、かなりヌルヌルと動いていましたよね。
小池 そうですねぇ、枚数もかなりかかりました……前作と比べても5,000枚ぐらい多くなっています。2.5万から3万枚になっていますので、かなりボリュームを感じてもらえるのではないかと思いますね。
―― ここまでしっかり剣戟アクションをガッツリ見せてくれるアニメは、最近は少なかったのかなと思います。PG12ということで、タイトルどおり血煙もあがっていて、迫力がありました。
小池 最初の企画の段階では、「今回はR18でいこう」と話していたぐらいなんですよ。血が吹き出たりすることを、あまり怖がらず見せていこうと。とはいっても、ただ残酷なところを見せたいわけではなく、五エ門の剣術が優れている、斬鉄剣の切れ味がすごいということを強調するための描写です。腕が飛んだりするようなシーンもありますけど、結果的にPG12で収められて良かったです。
■「カーチェイスは前作にもあったし、今回もやりたかった」
―― 今作の五エ門は、珍しく羽織を着用していたり、刀のこしらえが派手だったり、物語前半はデザインも普段とは違っていましたね。
小池 先ほどのお話ともつながっていますが、まだ若くて粋がっている五エ門を表現したかったんです。物語の導入部では自分の力を過信しているところがあるので、高価な紋付羽織や豪華な刀のこしらえも、「自分はもらって当然」と思っている――というのを現すためのデザインとなってます。
―― 『次元大介の墓標』に登場したヤエル奥崎は、次元と同じくガンマンだったのに対して、『血煙の五エ門』のゲスト・ライバルキャラはホーク。ライバルキャラが剣豪だったり、剣術使いではないというのが、ちょっと意外でした。
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