チケットはソールドアウト! もはや最強の地下アイドル!? 【姫乃たま】ワンマンライブレポート
客席との掛け合いも楽しい、町あかりによる楽曲「たまちゃん! ハーイ」。
今回はバックに流れる映像も凝っている。
「おかえりのうた」では、街の風景が映し出され、曲の雰囲気とも相まって、切ない気持ちが溢れてくる。
「静かに静かに」の時は、星空のようなイメージ映像が流れ、彼女がまるでその中に佇むひとりの少女のように浮かび上がった。
また、「愛はさかあがり」は、映し出された背景と戯れるように歌ったのが印象的だった。
続く「言いたいことがあるんだよ」を歌ってMC。
今日の夜、ラジオの占い番組に出ることに触れ、「会場の人は、占いとか興味ないだろう」と話す。
「水素水とかも苦手でしょ(笑)」
続いての「そういうこと」が終わって、一旦ステージ袖へ。ここでは、藤井洋平が登場し、ギターソロ。
やがて、赤いドレスに着替えた姫乃が登場。藤井作曲の「人間関係」を歌う。再び町あかりの「おんぶにダッコちゃん」を歌って、MC。
「いきなり!ステーキ」が安くて驚いたこと。そのうち「土間土間」とかもタダになるんじゃないか。そして、寿命が600年ぐらいになるのではないか、とのトンデモ予想。
続いての「さよならのワルツ」は、スポットライトを浴びて、まるで昭和の歌姫のような姿で歌い上げた。
そして、本編ラストの「くれあいの花」。大きなステージで、いつになく大きなフリで歌う姿が印象的だ。
アンコールでは、STX、JOHN☆MANJIRO-metal、msysが登場して、皆で演奏……というところでサプライズ。
ステージ上にテーブルとイス、そしてステーキとワインが運び込まれ、姫乃が後ろのスクリーンを見るように座る。
すると、関係者たちが作ったMV「ねえ、王子」ならぬ「ねえ、たまちゃん」が流れる。
予想外の展開に驚きながらも、喜ぶ姫乃。最後は、客席にハート型の風船が降る中で、彼女が゚*☆姫乃☆*゚名義で最初にリリースした曲「三両列車でにゃんだりあ」を歌う。バックには当時の映像も流されれおり、その頃からのファンは嬉しかったのではないだろうか。
最後は、「たまちゃん! ハーイ」を歌って終了。計20曲位上に及ぶ見ごたえのあるライブだった。
あらためて、今回のライブタイトル『アイドルになりたい』だが、彼女は自ら「地下アイドル」と名乗っている。つまり、意味としては「地下」の取れたアイドルになりたい、ということなのかもしれない。
でも、アイドルというのは、「なりたい」と思って努力している姿、それこそが何よりのアイドルだと私は思う。その意味でも、彼女は最強の地下アイドルと言えるのではないだろうか。
アンコールの時、「またワンマンライブをやりたいという気持ちになった」と話していたが、ファンとしても、また参加したいと思うようないいライブだったと思う。
あらためて、姫乃さん! 本当にいい日になりましたね!
(文=プレヤード)
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