『耳の穴』ウエラン・井口浩之の「コント師イジリ」と、かつてバナナマン・設楽が語った「売れ方」の話
これはドキュメントなのか!?『豆腐プロレス』に見る、AKB48“興亡の軌跡”を紐解く
2017/02/20 17:00
豆腐プロレス
また、当初は同期の大和田南那(AKB48)とのライバル関係のほうがフォーカスされてきた。しかし大和田の卒業が決まり、改めて「では、次のAKB48のセンターは誰か」と考えた場合、現実的なのが宮脇と向井地なのである。
HKT48からやってきてAKB48のセンターの座を狙う宮脇と、本丸AKB48のセンター候補でありながら、まだ少し宮脇には追いつけない向井地の持つもの持たざるものの関係。これもこのドラマの主役とその親友という立場にそのまま反映されているように思う。そんな2人が喧嘩して仲直りする、というのは、なにかの暗示に見えてしまうのは気のせいだろうか。
このように見ていくと、もはや同作品は、ただのプロレスドラマというより、AKB48内部のリアルを反映するドキュメンタリーのような要素さえある。このドラマからAKB48内の新たなメンバーたちの関係性が見えてくる。2クールあるぶん、さまざまな人間ドラマが展開されていくはずだ。まだまだ目が離せない。
(文=MC内郷丸)
最終更新:2017/07/18 15:13